さきほどbsハイビジョンで「私が子供だった頃」の再放送をしていました。
張本 勲さんの「子供だった頃」の話で、
このブログを始める前、
「温泉へGO!」の収録中の、まさにちょうど二年前に収録したものでした。
私も一視聴者として懐かしく拝見。
張本さんは、幼い頃に右手に重傷のやけどを負ったという「障害」を持ち、
広島で「被爆」という過酷な体験をし、
更には朝鮮人「差別」というまさに三重の苦悩を抱え、
今日までに至ったという人生の紆余曲折がありました。
その生涯を描いた番組のなかで
私は張本さんのお母様の役柄を演じさせて頂いたのです。
平素は韓国語で通したという力強い韓国のオモニの役柄でした。
慶尚南道の方言は、ことのほか難しかったのですが、
つたないながらその臭いだけでも醸し出したいと頑張りました。
「温泉へGO!」の撮影が大変ハードだったので、
本放送(08年9月)は落ち着いて見られなかったような気がします。
だいぶ時間が経った、今日の放送のほうがちょっと突き放して見られました。
ここのところ8月15日に向けて、戦争を取り上げた番組が沢山ありますが、
このような番組をみるにつけ
平和の尊さを感じ、その実現に向けて
一人一人が心してゆかねばならないと思います。
無念の思いで亡くなった方々が、
どうか安らかでありますようにと、
65年目の夏と、そしてお盆を迎えて祈らずにはおれません。