明日から韓国へ旅立ちます。飛行機
「某映画」の撮影のためですが、舞台が韓国というわけではないのです。
「某映画」は全編日本での話ではありますが、昭和30年代の話です。

そんな時代の日本の風景を撮れる場所が、日本には無いようなのです。
しかし、以外な場所にそれはありました。
実は隣の国、韓国のオープンセットなのです。

お若い方はあまり実感がないかもしれませんが、
(そうい私だってその頃生まれていたわけではありませんが)
朝鮮半島は一時期日本が植民地支配していたために、
「日本国」だった時代があるのです。
年代で言えば1910年(明治43年)から大正時代を超え
1945年(昭和20年)の日本の敗戦まで、日本が統治していました。
ですから、韓国の放送局や映画会社が、
植民地時代の自国を舞台にしたドラマを撮影しようとすると、
どうしても、その時代の建物などであふれた日本人街のオープンセットが必要になるのです。

今日の写真で紹介しているのは、
慶尚北道の聞慶(ムンギョン)に作られた高麗時代の広大なセットです。

黒田福美オフィシャルブログ「黒田福美  kuroda fukumi」Powered by Ameba-オープンセット


これは王宮ですが、外に出ると、庶民の家やお金持ちの家など楽しく見物でき、
京都の太秦映画村のように、観光地としてもにぎわっているのです。
このセットができたおかげで、
『朱蒙(チュモン)』などの、高麗時代を描くドラマを作ることができるようになりました。

さて、これから私が伺うオープンセットはどんなところでしょうか?
今からワクワクしていますし、是非みなさんにも
可能な限りオンタイムでご紹介できればと思っています。