外部ディスプレイの解像度が4Kに対応していてリモートデスクトップの表示ができる程度のスペックの格安中古ノートPCを、メモリは後から増設する前提で探したところ DYNABOOK R63/B が販売されているのが見つかったので、早速購入しました。
主なスペックは以下の通りです。
- Core i5 6200U
- DDR3L-1600 4GBメモリ
- 13.3型 TFTカラー液晶 1980x1080ドット
- 外部ディスプレイ HDMI接続時 最大3840x2160ドット/30Hz
- 128GB SSD
DYNABOOK はメモリ増設やSSD換装がとても簡単なんです。
ということで購入時のメモリ4GBから4GB増設し8GBにしたのでその時の様子を投降します。
ここでメモリ増設のメリットについて2点あることをお話しします。
- 1点目は言わずと知れたメモリを沢山使うアプリの動作が早くなること。理由はメモリ容量を超えてメモリを消費すると仮想記憶のスワップが発生して遅くなるからです。
- 2点目は知らない人も多いと思いますがメモリモージュールが2枚になることでデュアルチャンネルで動作しシステム全体の処理速度が速くなるということです。
CPU内蔵グラフィクスはメインメモリをグラフィクス用のメモリに使うのでグラフィクスのパフォーマンスにも影響します。
なので8GBのメモリモジュール1枚挿すよりも4GBのメモリモジュール2枚挿す方が処理速度が速くなるのです。
それでは増設の手順に進みます。
以下の画像においてネジを矢印で示しました。13本です。
裏ブタを外し居たら、最初に矢印で示したところにあるバッテリーのコネクターを外します。
四角で囲んだところがメモリモジュールの空きスロットですので、そこに SO-DIMM DDR3L-1600(低電圧)を挿入します。今回は元から挿入されている4GBのメモリモジュールと容量を合わせて4GB増設して合計8GBにしました。
メモリモジュール挿入後、バッテリーのコネクターを忘れずに元通りに挿入します。
画像を見てわかる通りメモリの右側にはM.2 SSDモジュールが装着されています。
なのでSSDの容量を変更するときはこのM.2 SSDモジュールを交換すれば良いわけです。
裏ブタを取り付けネジを閉めます。
そして、電源を投入するのですが、バッテリーを外したからだと思うのですがBIOS画面が表示され時計が狂っているのが解ります。なので正しく設定します。
メモリの容量は8GBになっているはずです。
そしてWindowsを起動してタスクマネージャーでもメモリが8GBになっていることを確認します。
はい、メモリ増設完了です。
以下、メモリ増設前にベンチマークしておいたのでメモリ増設でどれだけスコアがアップしたか比較した結果を示します。
■FFXV
メモリ4GB時のスコア:401
メモリ8GB時のスコア:523
■CINEBENCH R23
メモリ4GB時のスコア:1267
メモリ8GB時のスコア:1729
■CrystalMark 2004R7
メモリ4GB時のスコア:157385
メモリ8GB時のスコア:171411
CrystalMarkでよくわかると思いますが、メモリのスコアが向上しています。これはメモリ消費の少ないアプリでも動作が早くなるということです。