ビジネスの書籍などで見かけますが、

相手への謝罪の席ではグレーのスーツを着る、

そんな項目があります。

 

意味としては、自身の個性を消して、

相手に余計な怒りを与えない、というものが多いです。

 

ですが、これって実はNGです。

 

グレーって『曖昧』って意味があります。

白黒はっきりさせたくないってことなんですよね。

 

「責任の所在を明確にせずに、とりあえず謝っておけばOK」

そんな印象を相手に与えてしまう可能性も大いにあります。

特に、明らかにこちらに非があって、相手の怒りが尋常じゃない場合、

火に油を注いで、それこそ『灰になるまで』叩きのめされるかも。

 

また『グレーは誠実さを表す』って書いてますけど、

一番遠い色だと思いますよ、不安を助長させる色でもありますし。

 

『誠実』な謝罪、対応を示したいならブルーです。

相手に冷静になってもらいやすい色でもありますよね。

話し合いやその後のフォローもしやすくなるかもしれません。

 

ただし、鮮やかなブルーでは通常では使いにくいと思いますので、

ネイビーなどの暗めのブルーを1着持っていれば良いと思います。

すぐに用意できない時にはネクタイやシャツで取り入れてください。

ネクタイの場合は少々鮮やかなブルーでも大丈夫ですが、

シャツの場合は重苦しくなりすぎないように色味に注意です。

 

絶対NGは暖色系を使うことです。

レッド、オレンジ、イエローなどですよね。

自己主張の要素が強いので、攻撃的な印象を与えてしまいます。

全然謝罪する気ないだろ?って思われる可能性が高いですよ。

 

 

どこからそういう意味合いに転換されたのかわかりませんが、

グレーで謝罪、そう妄信するのも危ないですよ。

 

一番は、どういった経緯でトラブルが発生して、

相手がどのような状況なのか、それを的確に把握することですよね。

もしかしたら曖昧にすることで解決が見えるのかもしれません。

そこが明確にできれば、適切な色を用いた謝罪ができると思います。

 

 

グレーの雲で覆われた空のように、

考えただけで『どんよりした気分』になる謝罪のお話でした。

 

 

via 楽色時間
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