ばりーぼん「三十六計!」
エディ子「逃げるニシカズっ!」
サナぽん「や、ちょっと待て。
何だよ、ニシカズって」
エディ子「ふぇ? ニシカズさんじゃないのです?」
ディーにゃん『逃げる・ニシカズ、じゃなくて、
逃げるに・如かず、なのです』
エディ子「ふぇー? そうなのです?
騙さりたのですっ」
ふぃろ子「逃げるニシカズは、さすがに無いと思いますけれど……
どこで区切るのか判断つかない表現って、困りますわね」
へるみん「例えば……凶悪な魔王の息子、とか?」
ふぃろ子「そうそう。“凶悪な魔王”の息子なのか、
凶悪な“魔王の息子”なのか、分かり難いですわ」
グラ姉さん「妖艶な魔女の弟子、なんかもそうだ。妖艶なのは魔女か弟子か。
ウブな青少年が小一時間、悶々してしまうかも知れんなー」
ふぃろ子「そ、そこまでは知りませんけれど……
予想を裏切りたいのでなければ、区切った方がいいかしら」
へるみん「点を打っちゃう? “妖艶な魔女の、弟子”とか。
情報伝達としては、アリだと思うけれど……」
ふぃろ子「うーん、文学としては微妙?
前後の表現にも寄るかしらね」
グラ姉さん「言い回しを変えるのも手かな。“凶悪な魔王の息子が居た”を、
“魔王には息子が居た。凶悪だった”にするとか」
ふぃろ子「いずれにしても、気を付けないとね。
他人って、自分の思った通りに読むとは限りませんもの」