手をのばせば君に届くと思っていた…
君を見失うまで気付かなかった…

僕は漆黒の闇の中
煩悩という名の渦に育まれ…
生きてきた
生かされてきた…

汚れた僕を…
君が優しく導いてくれていたなんて…

ただの思い上がり
ただの憧れ…

それでも尚…
求めている…
探している…

手探りで…

届くはずもない君を…―――