――君は篭の中の鳥…

君の世界(自由)は

僕のモノ―――



手を差し出せば、
君の頬に触れられる程、
いつも傍に居るのに…

君は僕の隣で何を見てるの?


君のキスなんていらない
なんて強がってみたけど…

ホントは抱きしめて欲しかったんだ…




いくら大声で君の名を呼んでも…
もう その声も届かない程、
遠くに行ってしまった君。

君は其処で何を見てるの?


君の愛なんていらない
なんて突き放してみたけど…

ホントは、もっと僕を見て欲しかったんだ…



君の願いは…
僕の傍では叶わない…

そう気付いたから…

だから、君を放した。


何処までも続く、この広い空を
自由に飛べるように……。




あれから、幾年が過ぎたけど…

君の便りは届かない。


君の未来を、
僕はもう、見ることは出来ないけど…

君が望むものは見つけられたかい?



――君は篭の外の鳥…

君の世界(自由)は

君のモノ―――