神様は、僕らに『罰』を与えた…

生まれながらに『死』を背負い…
人生の砂時計が尽きるまで…
煩悩の中で、必死にもがき抗い、
生きる『罰』…



でも、神様…
『死』が、試練の終わりを意味するのなら…
どうして、こんなに哀しいの?

人間という生き物が、この世に『生』を受け、
気が遠くなる程のトキが過ぎ…
ずいぶんと進化を遂げてきたのに…

いまだ…
『死』を哀しみでしか受け入れられないのは、
アナタの仕業…?



ねぇ…神様。
誰にも逃れられない最期の試練は、
あまりにも残酷で…

砂時計より先に、心が潰れてしまうよ…



愛する人を失うことも…
愛する人を残して逝くことも…

アナタが与えた
『生』という名の『罰』ならば…

心より先に…

脳を潰してくれたら良かったのに…