「皿洗いって、やりたくないですよね。」

 

こう言うと、不思議なもので、

 

全く、皿洗いをやってない人が、言うと、

 

すごく、嫌なヤツって響きがあります。

 

だって、自分がやりたくないことを人にやらせた上で

 

さらに、やりたくない、って言ってるわけですから。

 

 

そりゃー、やりたくないのに誰もやらないから、

 

やってる立場からすると、怒りが湧いてきます。

 

 

「だったら、お前がやれ!」って言いたくなります。

 

 

私は、毎日、家族5人分の食器を洗っています。

 

洗い物って、時間にして、20分〜30分なんですけど、

 

毎日やると、一日、ずっと、洗い物してる気分になります。

 

 

1年2年と続けただけでも、家族の皿洗い担当の人の気持ちが

 

わかるようになります。

 

 

この時間を、勉強や、仕事に使えたら、

 

どんなに効率がいいかな、とも考えます。

 

 

コスパで考えると、全く割にあわないです。

 

 

皿洗いをやりたくないと思えば思うほど、

 

皿洗いは、なぜか、増えていきます。

 

 

これを、引き寄せですね!とか、

 

言うやつがいたら、

 

私は、間違いなく、そいつの顔面にパンチ

 

したくなります。

 

 

人は、やりたくないことをやるときに、

 

整合性でバランスを取ります。

 

 

割に合わないことほど、

 

自分のためにやっている。と、

 

言い聞かせたりしながら、

 

バランスを

 

とって、どうにかやり過ごしています。

 

 

皿洗いは、それほど、

 

とんでもない、苦痛なのです。

 

ぜひ、皿洗いを手伝える時は、手伝ってあげましょう。

 

 

しかし、

 

手伝ってあげるとか、手伝ってやるという、

 

上から目線は、絶対に禁止です。

 

大喧嘩になります。

 

なぜなら、お前の食った後の食器だろ。

 

自分で洗うのに、手伝うって、

 

言うまでもねえだろ。って気持ちが湧くからです。

 

 

皿洗いは、誰がどう見ても、

 

コスパとしては、悪いのです。

 

やらずにすめば、誰もやりたくありません。

 

 

しかし、世の中の仕事というのは、

 

誰もやりたくないことほど、

 

感謝もされず、雑に扱われます。

 

だけど、必要とされるのです。

 

 

そして、このように、

 

自分が皿洗いをする立場になって始めて、

 

コスパ思考中心で、考えることが、

 

いかに、贅沢なのかがわかります。

 

 

やりたいことで生きていく。

 

好きなことで生きていく。

 

ってのが、

 

果たして、ちゃんと、皿洗いやって

 

言ってるのか?って気持ちになるんです。

 

 

私が、皿洗いしてるから、

 

食事を毎日作ってるから、

 

頑張ってるマウントするつもりは、

 

サラサラありません。

 

 

仕事兼子育て兼皿洗い兼食事兼洗濯兼掃除など、

 

全てを兼ね備えて、文句一つ言わずに、

 

成果を出す人がいるからです。

 

 

 

でも、手伝いをできる子どもは、

 

勉強もできるようになるそうです。

 

 

これは、自分は、貢献してる。

 

コスパの悪いこと、

 

誰かがやりたくないことを

 

代わりにやることで、

 

貢献してる。と、自信につながるそうです。

 

 

 

だから、

 

損して得取れとか、言いますが、

 

そんな、格言よりも、

 

まず、皿洗いからはじめようです。

 

 

起業、事業で悩んだら、

 

まず、皿洗いやってみましょう。

 

 

貢献、役に立つってわからなかったら、

 

毎日、皿洗い食事作ってみましょう。

 

 

そしたら、

 

自分の言葉で話せるようになって、

 

自分軸も、自信も身につきますよ。