例えば、偏差値70というと、上位2〜3%ほどになります。
偏差値60というと、上位15%程度と言われています。
大学受験において、偏差値70というと、日本のトップレベルの大学になりますし、
偏差値60でも、そこそこの国立大学に入れるぐらいです。
資格試験の合格率で、三大資格は、弁護士・公認会計士・不動産鑑定士と
言われているようですが、三番目は、医師だったり、弁理士だったり、
各分野で変動があると思われます。
公認会計士は、合格率7%前後になっています。
弁護士等の司法試験40%前後のようです。
司法書士5%前後らしいです。
医師免許の試験は、90%超えです。
その医学部に行くための偏差値は、65前後で、上位10%程度です。
これらを見て
偏差値や上位何パーセントというのは、その受験者の人数や、
受験資格、実際受験者の学習進捗度などに、大きく左右されるのが、
よくわかります。
偏差値や合格率というのは、
明確な学力でも、これほど、受験者によって左右されるものです。
このような数字の違いというのは、
しばしば、数字のマジックとして利用されることがあります。
アンケートやデータの結果と言っても、
アンケートの質問内容、母数、地域、などによって、
偏りが出るのは、当たり前なのです。
まず、数字のマジックを理解する必要があります。
実績ナンバーワンとか、成果何パーセントとか、
自称してCMするのを見ますが、
ぜひ、鵜呑みにしないでもらえたらと思います。
事業主として、大事なのは、自分の目で確かめる。見抜く力が大切です。
現場百回と、言いますが、実際に見て、やってみて、
違和感を感じたら、それは、大体の場合は、正しいのです。
なんでもかんでも、疑ってかかる必要は、ありませんが、
数字のマジックを理解する目は、必要です。