どーこだw たなばたちかしでしゅねw
今日は、七味の日
大阪の向井珍味堂が
【しち(7)み(3)】
の語呂合わせにちなんで
7月3日に記念日を
制定しております。
八幡屋礒五郎が七味唐辛子の歴史
(由来)を解説!
ルーツは江戸時代にあり
●七味唐辛子は薬だった?
江戸の薬屋さんが漢方薬を
ベースに開発七味唐辛子
の歴史は、江戸時代まで
さかのぼります。
七味唐辛子が生まれた場所は、
現在の東京・東日本橋にあたる
江戸の日本橋薬研堀町(やげんぼりちょう)。
「薬研(やげん)」
とは薬材をすりつぶしたり、
粉にしたりするための器具のことで、
日本橋薬研堀町にはその名の通り、
医者や薬問屋が多く「医者町」
とも呼ばれていました。
「1625(寛永2)年、薬種商の
『からしや徳右衛門』が、
漢方薬をベースに生薬を
組み合わせて七味唐辛子
(別名「七色唐辛子」)
を販売。薬効が期待されて
寺社の門前で販売されていた
七味唐辛子は、江戸の食文化の
広がりとともに全国に知れ
渡っていきました」
なんと、七味唐辛子は販売当時、
薬と考えられていたんですね。
●善光寺のお膝元<八幡屋礒五郎>発展の歴史
江戸で人気を博した七味唐辛子を、
現在の長野県、信州地方に
持ち込んだのが<八幡屋礒五郎>です。
「江戸中期の1736(元文元)年、
現在の長野県長野市にある善光寺の境内で
七味唐辛子を売り出したのが、
<八幡屋礒五郎>の始まりです」
<八幡屋礒五郎>は善光寺の表参道に
本店を構え、当時から大ブームを
巻き起こしていた善行寺参りも手伝って、
その名は全国へと広まっていきました。
そして現在、県内に複数の工場を
擁する一大ブランドに成長した
というわけです。
ちなみに「八幡屋礒五郎」とは、
創業者である初代・室賀勘右衛門の
商業用の名前(ビジネスネーム)。
お店からお願い文書が配布されるほど
「磯」の漢字と間違われるそうで、
正しい漢字は「礒」です。
七味唐辛子の中身「七味」とは、
まさかの定義不可能!?
一味唐辛子との違いは?
いよいよ本題の七味唐辛子の
中身「七味」とは何か
すると、意外な答えが返ってきました。
「実は七味唐辛子を構成する
7つの原材料には、
厳密な定義がありません。
店ごとにそれぞれの“七味”があり、
調合の工夫が味や香り、
色などの特徴となって表れます。
<八幡屋礒五郎>の場合は、
辛味を出すための唐辛子、
辛味と香りを併せ持つ山椒と生姜、
そして、風味と香りの麻種(おたね)、
胡麻(ごま)、陳皮(ちんぴ)、
紫蘇(しそ)の7つ。
辛味と香りの調和のとれた
独特の味わいです」
あまり聞き慣れない「麻種(おたね)」
というのは、善光寺のある長野市北西部で
多く採れた麻の実の甘い部分のこと。
「陳皮」はミカンの皮を乾かしたものです。
<八幡屋礒五郎>では前出の7種で作る
七味唐辛子が、創業当時から作り方が
変わらない看板商品である「根元七味」。
唐辛子の辛さはもちろん、
麻種(おたね)や胡麻(ごま)の甘さ、
陳皮(ちんぴ)や紫蘇(しそ)の
爽やかさなどがマイルドな味わいを
演出しています。
●一味唐辛子の一味とは?
そんな七味唐辛子と同じく、
よく食卓で見かけるのが一味唐辛子ですが、
その中身「一味」とは、粉末状の唐辛子を
1種類のみ使用。
七味唐辛子と比べて一味唐辛子が
ピリッとシャープな辛さをダイレクトに
感じるのは、このためです。
料理に辛さと風味を足したいときは
七味唐辛子、強い辛さを求めるときは
一味唐辛子と使い分けられそうです。
食べ比べてみたい三大七味唐辛子とは?
<八幡屋礒五郎>のほか、
日本で有名な七味唐辛子ブランドに
東京・浅草の<やげん堀>、
京都・清水の<七味家本舗>があり、
合わせて三大七味唐辛子と
呼ばれています。
使用している原材料と特徴は以下の通り。
<八幡屋礒五郎>(長野・大門)
唐辛子、山椒、生姜、麻種、胡麻(ごま)、
陳皮、紫蘇(しそ) バランスのいい辛味と香り
<やげん堀>(東京・浅草)
唐辛子、焼唐辛子、黒胡麻(ごま)、山椒、
陳皮、けしの実、麻の実 2種の唐辛子による
深みのある辛さ、香り高い山椒や胡麻(ごま)の風味
<七味家本舗>(京都・清水)
唐辛子、山椒、麻の実、白胡麻(ごま)、
黒胡麻(ごま)、青のり、青紫蘇(あおじそ)
唐辛子以外の6種に香りを持った
原材料を用い、際立った香り
もっと知りたい!
七味唐辛子の選び方は?
前出でご紹介した通り、
七味唐辛子はブランドによって
使用している原材料が異るため、
辛味や風味は大きく違います。
いろいろ試して、ぜひ自分好みの
七味唐辛子を見つけてみてください。
いくつか常備して、
使用する料理によって
変えてみるのもおすすめです。
七味唐辛子の保存法は?
開封前は常温保存、
開封後は容器口から虫が
入らないように要冷蔵。
封を切ったら、
なるべく早く使い切ってください。
七味唐辛子はどうやって作るの?
原材料を焙煎し、粉砕して作ります。
<八幡屋礒五郎>では、
原材料の味をストレートに
感じられるように、
できるだけホール(粒)の状態の
原材料を加工しています。
振りかけたときに原材料が
均一に広がるよう、
原材料の粒度をそろえて粉砕し、
味のばらつきを抑えることを
意識して混ぜています。
和風麵類には欠かせない調味料でしゅw
愛用は、薬研堀の七味唐辛子でしゅw
色々試しましゅたが、
薬研堀の七味唐辛子を超えるものは、
未だにありましぇんw
早速、焼立ての焼き鳥に七味をかけてw