どーこだw うまーくさがしてねw

今日は、こんにゃくの日
全国こんにゃく協同組合連合会
と日本こんにゃく協会が
【こ(5)んに(2)ゃく(9)】
の語呂合わせにちなんで
5月29日に記念日を
制定しております。

1. こんにゃくの歴史
こんにゃくの原料である
こんにゃく芋はタイやマレーシア、
ミャンマーなどの東南アジア諸国が
原産国である。
そこから日本にどのように
伝播したかは諸説あるのだが、
縄文時代に伝わったと
考えられている。
平安時代の辞書「和名類聚抄」に
「蒟蒻」という文字があり、
700年頃、日本の奈良時代に
中国では食用として
こんにゃくを食べていた
記録が存在する。そのため、
こんにゃくは仏教とともに
日本に伝わったと考えられている。
その後、鎌倉時代初期には
貴族や僧侶の間で薬品や
間食として用いられたが、
民衆の間で仏教が
広まりを見せると、
食用として広く
食べられるようになった。
さらに室町時代になると
こんにゃくを道端で売る商人が出現し、
安土・桃山時代には織田信長が
赤こんにゃくを作らせた。

こんにゃくの作り方が
確立されたのは1776年、

水戸藩の農民、中島藤右衛門が
考案したのが始まりだと言われている。
こんにゃく芋を薄く切って乾燥させ、
それを粉にしたものから
こんにゃくが作られた。
これを機にこんにゃくは
年中食べられる食品になったのである。
1846年には「蒟蒻百珍」という
料理書まで発行され、
幕末には水戸藩の資金源として
利用された。その後、
戦時中は風船爆弾製造のための
こんにゃく糊として
利用されたという経緯もある。
戦後は戦後群馬県を中心に
再び栽培されるようになった。

2. こんにゃくの製造法
こんにゃくにはいろんな種類があるが、
生芋こんにゃくのように
生の芋から作られるこんにゃくと
精粉から作られるものがある。
通常は精粉から作られる。
精粉とこんにゃくの
製造法について説明する。

●精粉の作り方
収穫したこんにゃく芋を
洗って薄切りにしたものを
乾燥させた後、
荒く挽いてから粉にする。
さらにグルコマンナンの
粒子だけを取り出して
精粉が作られる。

●こんにゃくの製造法
精粉に50~70度の湯を少しずつ加え、
混ぜ合わせたらしばらく寝かせる。
この時海藻の粉末や青のりなどが
加えられることもある。
石灰水(消石灰をぬるま湯に溶かしたもの)
を加え手早くこね、
均質に混ざったものが
こんにゃく糊である。
こんにゃく糊を型に流し込み、
30分~1時間寝かせたら、
たっぷりの湯で30分~1時間ゆでる。
さらに、時々水を変えながら
半日ほどさらし、
最後にアク抜きをする。

糸こんにゃくは、
細い穴を通して糸状に
してから茹でられる。

3. 世界でも注目される食品

●「排出」を目的に食べられた食品
昔から町角にこんにゃく売りが
立つほどこんにゃくは庶民の間で
広く親しまれた食品である。
しかも栄養の摂取を目的に
食べたのではなく、便通を良くして、
腸内をきれいにするために好まれた。
これは世界でも類を見ない
食品と食べ方である。

●砂払いとは
江戸の娘が愛するものは
「芝居 こんにゃく いも 南瓜」
という言葉がある。当時、
こんにゃくをダイエットのために
食べたかどうかは別にして、
江戸っ子はこんにゃくを
定期的に食べる習慣があった。
「砂払い」といって
「体内にたまった砂を取り除く」
という意味の言葉があり、
こんにゃくで身体の中に
ためておくべきではないものを
排出するということに
なぞらえて使われた。
こんにゃくのグルコマンナンは、
腸内で水分を吸って膨張し、
腸を刺激するため便の排出が
促されるのである。
そのことを江戸時代の人たちは
経験値として知っていたと思われる。

●世界で注目されるこんにゃくパワー
先進国を中心に肥満や生活習慣病が
問題になり、低カロリーで満腹感があり、
便通も良くなるこんにゃくは
各国で食べられるようになった。
フランスでは、パスタ状の
こんにゃくがブームになった。

低カロリーでお腹の掃除もできるこんにゃくでしゅねw
普通のこんにゃく以外にも
米に混ぜて炊く米粒状のこんにゃくや
赤こんにゃくや凍みこんにゃくなど
特産品として親しまれるものもあるみたいでしゅw
いろんな食感のこんにゃくを楽しみたいでしゅねw