武蔵鶴酒造(株)・中山俊和さん-3 | ようこそ、黒豚劇場へ!

ようこそ、黒豚劇場へ!

黒豚劇場の舞台には、彩の国・さいたまの黒豚を中心に、テーブルを彩る様々な食材、地酒、そして人々の物語すべてが主役として照明を浴びています。そのひとつひとつを丁寧に、紹介して参りたいと思います。

埼玉県の酒蔵はほぼすべてが「寒仕込み」、
早くても10月~2月、3月ぐらいまでの
冬場を中心に仕込みます。

「武蔵鶴酒造」さんも、同様。
仕込みのない時期は、貯蔵しているお酒を
調整しながら、ボトリングして出荷するという
作業のみになります。

そこで、オフシーズンを有効に活用しよう、と
酒蔵オリジナルの大吟醸の酒粕で
粕漬けを始めました。



連載の中で、「武蔵鶴酒造」社長・中山俊和さんの
「地産地消への想い」を綴って参りましたが、
奈良漬となっている瓜もまた、埼玉県の岡部産のもの。

ご自身で瓜の市場へ出向かれ、
買い付けをされているのだそうです。

地元でお酒を飲まなかった方も、この漬物の
酒粕に出逢い、「酒粕が美味しいということは、
お酒も美味しいはず」と、お酒を愛飲してくださる
きっかけになったとか。



瓜の浅漬けである「小川漬け」は、
埼玉県産業技術総合センター 北部研究所の
先生が持っていらっしゃる特許のもとに、
ご指導いただきオリジナルの漬物をつくりました。

埼玉県産業技術総合センター 北部研究所の
建物には、以前当ブログでもご紹介しました
埼玉県酒造組合 」が入っているのも
ご縁のきっかけだとか。

実際に頂いてみると、瓜そのものも
しっかりしていて歯ごたえが抜群!

もちろん、酒粕も大変上品で、美味しくて
いくらでも食べられるようなお漬物でした♪

黒豚劇場 川越入り口店 」でも、
武蔵鶴のお酒とともに「小川漬け」を楽しんで
頂きたい!と思ったのですが、少量生産で、
なおかつもうすぐ時期が終わってしまうということで
念願叶わず・・・。残念でした。

次回はオフシーズンの蔵の中を
ちょっぴり覗かせて頂き、店先で見つけた
高級酒についてお話をお伺いします!