鮮やかな色の中へ

沈み

苦しみ

君はだんだんその中で染まる。

目はモザイクのまま

ずっと、

ずっと、

僕の方を見向きもしないで

僕を蔑んでる。

1月2日に

君は嘆いて

石を蹴るのをやめて

スカートの裾を捲くった。

会いたくなんかないから、

会いたくなんかないから、

もう、出会いたくなかった。

なぜ僕を見ない?

鮮やかな色の中の君は君じゃないようで

ペイントのような足跡を

僕はたどりたく無かった。

金輪際なんて、

コンチクショウって、

似合う言葉は見つからないまま

色に染まった君は何故だか遠くへ

目はモザイクのまま

遠くへ、

遠くへ、

だったら本当に見つからない場所へ

何故か、

何故か、

分からないまま


鮮やかな色の中へ