テニスの事続き4

 

前回までまとめると、

 

① サク先輩、テニス始める

② テニス好きになる

③ なんとなく上達していく

④ もっと上のレベルに行くべし byコーチ

⑤ そこまでマジでやらんでええんちゃう? By オレとヨメ

 

という流れ。

 

コーチと少し話して、オレの意見を率直に伝えた。

 

技術を上げて行くという考えにはなんら反対ではなく、上手になった分だけテニスも楽しくなっていくというところも確かにコーチの言う通りだと思ったこと。

それを踏まえて、上のレベルを目指すのはあり。

ただしガチンコテニスに進むかどうかは様子を見つつということにして、あくまでもサク先輩の気持ちと成長曲線に委ねる。

今の段階では決してテニスが嫌いになるようなやり方はしない、ということ。

 

 

具体的な方向性としては、

・草試合をたまに入れて、他の世界との相対的なレベル差を感じていく。

・スクール移籍はあり。他のところの検討に入る。絶対条件としては移籍先はサク先輩自身が気に入ったところ。

 

こういった話をしていたのが小2の夏休み前ごろから秋にかけてやったかな。

今思えば、コーチは、すっげーありがたい提案してくれてるねんなぁ。

 

 

そういうわけでいろいろ情報を集めてみた。

 

よそのスクールではだいたい選手コース、育成コース的なのと、普通のスクールコースみたいなのに分かれてる。

スクールコースで上達した子が育成コースにステップアップして、そこからさらに選手コースへと格上げされていく感じ。

 

すくすくのっぽくん以外にも検索するとあちこちでジュニアの草大会みたいなのがある。

でも、コーチの言うとおり、すくすくのっぽくんはやはり初心者向けのようで、正式のやつはまた別にある。

 

テニス協会なるものがあって、そこ主催のやつがマジモードの試合。いわゆる公式試合という位置づけとなる。

選手コースの子供たちは協会管轄下の試合をして、ポイントを積んでいき、ランキング一覧表にHP上でどばーんと掲載されている。

個人情報保護法?なにそれ?ってなかんじでフルネーム掲載。

HP上で名前をクリックしたら過去の戦績も追いかけられるようになってる。

カテゴリーも年代別にわかれてて、サッカーみたいにU12、U14、U16、U18と2歳ごとで区切られてて、カテゴリーごとの上位者はかなりの手練れということになる。

ここまでいくといわゆるガチンコのマジテニス。

 

そしてコーチ曰く、その上に関西レベルがあって、さらにその上に全国レベルあって、さらにさらにその上にスーパージュニアっていう世界で戦っていくやつもあるとのこと。

 

ひょえーびっくり

たしかにサク先輩は底辺の底辺ですわ。

まあどんなスポーツでもそういうもんなんやろうけどね~

 

 

月一ぐらいですくすくのっぽ入れつつ、その他のテニススクールの体験レッスンにちらっと行ってみた。

 

試合は基本的には負けに行くって感じだった。

たま~のたま~に勝つ。

中には接戦の末に負けるというのも結構あった。そういう試合は見ていて面白かった。

 

スクール探索は通える範囲で候補になるところの2か所に体験に行った。

一つは深〇、もう一つは三〇ヶ丘にあるとこ

前者は建物がログハウスでちょっと雰囲気があったが、体験内容自体には特にサク先輩は興味示さず。

後者は、体験に入ったクラスが低学年クラスで、さすがに物足りなく感じたのかここは絶対来ないと断言。あちゃ。

 

そりゃそうだわな。今のところで友達もできて楽しいのになんで他に行かなあかんの?って思うわな。

消去法で前者かなぁとおもっていたが、ご本人が興味無しやしなぁ。

 

こりゃ移籍はちょいと無いかな~と思っていたころ、草試合も他にさがしてみたら、岸〇田で8歳以下とかあったので、おお、ちょうどええわと思って申し込んでみたりした。

 

 

ある日、雨でなーんもできんし、サクもテニスしたいって言うし、どうしたもんかとネットで検索してたら、例の岸〇田ってインドアでちびっこの体験もできるやん。

 

通うのは遠いので候補には入らんかったけど、半分ひやかしでいってみようぜとなって、電話してみたらあと30分でレッスン始まるからすぐ来てくださいとのこと。

 

 

遅刻して入っていったら、ちょっとびっくりあせる

 

ちびっこがわんさかおる。

想像を超えた人口密度とにぎやかさ。

コートとコートの間でもヨチヨチ歩きのキッズを教えてるし、コート内では球出しも4列?、いや5列??

ボールがあちこちにころがってるけど、踏んで転ばへんか?

ボールケアとかそんなん無し?

 

でも、ごちゃごちゃ~としてるように見えるがよくみるとシステマチックにまわっていて、テンポが速い。

どんどんメニューをこなしていってた。

 

そして何より驚いたのが、サク先輩と一緒ぐらいかそれより小さい背丈の子達が体重乗っけたフルスイングでドライブボレーをビシバシ打ち込んでいく。

こりゃあ低学年としては他とちょっとレベルが違うなと思った。

 

サク先輩「おもろかったわ~照れ」とのこと

そういや、コーチもここを候補として名前をあげていた。

ただ、家から遠いからヨメが送迎でけへんし、そもそも平日は学校終わってから間に合わんからなぁ。

他にも少し引っかかる点もあったりしてちょっと条件が合わず、残念やなと思っていた。

 

 

そして、再度岸〇田訪問。こんどは試合で。

試合内容は全く見れなかった。どうなったんやったっけ?確かボコボコにやられてたんちゃうかな?全く覚えてないや。

 

責任者らしきおじいちゃんコーチが話かかけてきて怒涛の説明を受けた。

どうやらサク先輩がここに通うという前提で話していて、

「ストロークは基礎が出来ててしっかりしてるんでこれから足元のステップも鍛えていきましょう!今からやったら全然いけます!」

 

『え?何が?』

 

「いや〜間に合って良かったですね〜」

 

『え❓いや、だから何が❓❓』

 

「責任持って育てていくんで任せてください。いけます👍岸〇田とは別にもうすぐ北〇田に新設校できるので、そっちに通えるからばっちり大丈夫!」

という話にまでなっていた。

 

『おやおや~』

 

それでもって、普通は通常のレッスンコースから入ってもらうけど、それじゃなくていきなり毎日コースっぽいのに入ってもらって好きな時に来ていいよっていう話になってた。

 

「いや・・、まあ・・・、まず今は通えないのでちょっと検討させてください」ということで話を持ち帰った。

 

つまりは競技テニスとして、あの公式ランキングのやつに参戦していくというのがデフォルトっちゅうことやねんな。

 

 

 

サク先輩はというと、今のスクールは辞めたくない、でも岸〇田も行きたい、だから両方を同時にかけもちして通うという荒業を考案してしまう。

 

コーチ賛成「ガンガン打ちあえる同年代がいるっていうのがとても大事。」

ヨメ反対「わたしそんなん車で送られへんやん」

オレ反対「いやぁ、なんかややこしいし、女の子やし、そこまでせんでええんちゃう?でも、上達するには確かにいい環境とは思う」

ヨメ、後に賛成派に「パパは甘い。上目指すならやってみていけるとこまでいってみたらええねん」

オレ、後に賛成派に「まあ、本人は気に入ってるしなぁ。本人も強くなっていくぞという目的意識を芽生えさせれるならいいと思う。でもややこしくなりそうならその前に引くってことで・・・。」

 

 

ってことで、とりあえず試し運転で岸〇田に通いだした。

これが2017年秋ごろの話。