第4回 斉藤さん、Luvaられる | くろべえのパチンコ日記

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元パチプロの「普通に」勝つ考え方をお教えします。
~ホントはたいした話じゃないんだけどね!

新大阪駅に着いたのが午後6時過ぎ。

在来線に乗り換え、京都方面に4駅。

千里丘駅に到着した。


宿代は前泊はタダだと聞いていたので、合宿スタートの前日から泊まらせてもらうようにお願いしておいた。

朝9時にJR千里丘駅に着こうと思えば、新横浜始発6時の新幹線に乗らなければいけない。

新横浜に6時前に着こうと思うと、これはもう無理。

そんなわけで、前の晩に到着。


待ち合わせの場所について、辺りを見回すとそれらしき人が数人いる。

電話をする手はずだったので、電話をかける斉藤さん。

と、「それらしき人」の内の一人が携帯を耳に当てたので、すぐに、

「ああ、あれがLuvaか」と分かった。

向こうも斉藤さんに気付いたようだ。


「斉藤さん・・・ですよね?」

少し不安そうに斉藤さんに話しかけるLuva

「ええ、はい、そうです。はじめまして斉藤です。」

斉藤さんは一応の挨拶を済ませた。


「あの、ウチのくろべえこと小倉がメシでも行こう、おなかが空いているはずだ、って言うんで、どうですか?」

Luvaが聞く。

「あ、はい、良いですね、おなか空いてたんです。」


斉藤さんはLuvaについて行くと、地鶏料理専門店に到着。

すぐに店の女の子がオーダーを取りに来る。


「斉藤さん、飲まれますか?」とLuvaが聞くので、

「あ、はい、じゃあ、ビール・・・生中で」と斉藤さんが注文すると、

「じゃあ、俺はウーロン茶で」


なんじゃそりゃ、飲むか?って聞くんでビールにしたのに、「じゃあ俺は」ってウーロン茶か!?

一瞬、そんな考えが斉藤さんによぎったのも束の間、さらなる驚きが待っていた。


Luvaが注文を始める。

「サンカク、ココロ、スナズリ、カワ、ワカドリ、手羽先、あとつくね・・・ああ、あと、せせり。全部塩焼きで・・・あ、つくねはタレか。んーと、それと、豚バラも。全部3本ずつで、いややっぱり豚バラだけ4本で。」

これだけ注文したLuvaは斉藤さんに向き直り、

「斉藤さんも何か注文されます?」

ってどれだけ食べるんだコイツ、俺まで注文したら胃が崩壊するじゃないか・・・

「いや、おれはこれで大丈夫です」

斉藤さんは正に文字通り閉口してしまった。


まさにLuvaの独壇場と化した、地鶏専門店に、

「あ、どーも、こんにちは、小倉です」

と入ってきた男。


挨拶もそこそこに

「あ、俺、生で」と大きい声で店の女の子に告げると、

「いや~、遠いところお疲れ様です。長旅、疲れたんとちゃいますか?」

と斉藤さんに聞いた。


どうやら、この関西弁の男がくろべえのようだ。


斉藤さんは、さほど疲れていない、明日からよろしく、頑張ります、と一応の返事をしている間に、この男はほどなく届いた生ビールをもう飲み干しつつ、次のビールを注文する。

「ぶはーっ、んまい、すんませ~ん、おかわり~」


「なんなんだ、この連中・・・」斉藤さんは小さく呟いた。


明日からの合宿。

不安な気持ちでいっぱいの斉藤さんだった。


(次回は明日更新です)


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