パチたま緊急特集-7 | くろべえのパチンコ日記

くろべえのパチンコ日記

元パチプロの「普通に」勝つ考え方をお教えします。
~ホントはたいした話じゃないんだけどね!

最終話の第5夜は「くろべえの確信」をお送りします。


長く、暗いお話しでしたでしょうか?

ご安心ください。今日で終わります。


そうです。ずっと暗い暗い話をしてきました。

でも、決して悲観的な話をする気はありませんでした。


映画でも小説でも重苦しい時間が長ければ長いほどそれから解放される瞬間は印象に残るものです。


そう、私が今回お話ししたかったことは、「終わるパチンコ」もあれば「始まるパチンコ」もあるということなのです。


でも、もう一度、パチンコがここに至った理由を考えてみましょう。


パチンコに夢中になる若者は減る一方。

その理由はお金の問題もあるでしょう。

が、それだけではなく、「パチンコ」という言葉が持つ後ろ暗く、古くさいイメージに魅力を感じなくなっているのがその最も大きな理由でしょう。



街角津々浦々にあった、ふらっと立ち寄れる地元のパーラーはどんどん姿を消してきています。

そのかわりにヘビーユーザーがガッツリ打ちたいときに車に乗って行くような郊外型の大型店舗は未だにグランドオープンしています。


手軽に遊べるのがパチンコだったはずなのに・・・

幅広い層に遊んで貰えるパチンコを業界一丸となって消し去り、マックス機や爆裂機など利益率の高い営業に右に習えで突進していった結果がここにあります。


そして、業界のサイズが縮小の一途を辿っているのに、メーカーの数も規模も、パチンコ店舗数も、就業人口も大きすぎるのです。

それを養うための高利益率を求め続け、結局その重さに耐えきれなくなったユーザーが離れ、それでも打ちたいユーザーがプロ化していっただけなのです。



淘汰され、小さくなった新しいパチンコ業界がいずれ始まります。


新しく始まるパチンコは街角にひっそりと生き残った小さなパーラーから始まるのかもしれません。

店舗はあくまでも設置産業、ということを考えれば、メーカーの協力がいるでしょう。


そして「玉遊び」の復活です。

盤面のほとんどを占領してしまった液晶を取り外すことから考える必要があるかも知れません。

球体を使った遊びの基本は「どちらに動くか分からない」という基本があるはずなのです。


野球でピッチャーが投げた玉をバッターが打った後、デジタルルーレットを回してホームランか2塁打かアウトを決める、これなんてバカな話です。

どこに飛ぶか分からないから野手はいつも緊張してボールが来るのを待っているし、観客だってそうです。


ハネ、クルーン・・・今のデジパチのがちゃがちゃ動くけど何もしない役モノではありません。

本当の役モノが動き、盤面の中で玉の動きに一喜一憂出来る遊び。

技術介入はもちろんあるけれど、プロが稼ぐには物足りない期待時給しか出ない。


4円パチンコで大丈夫なはずです。

1日大きく勝てて2万円程度、負けて2万円程度。

店側から見ての玉単価を極限まで下げて営業する必要があるでしょう。

そのためにはパーソナルや循環式など手をつける部分は多くあるかも知れませんし、ルールも共有を禁止したり、必要とあれば無制限というのも再考の余地があるかも知れません。


ユーザーにとって本来、パチンコはギャンブルでもなければ、ましてやシノギではないのです。

「ない」というより、そうあっては「ならない」のです。

今の状況にあってもホールが言い続ける言葉

「パチンコは遊び」

それだったら、それなりの営業にするべきなのです。


そもそもホールが期待する利益率が間違っているのです。

そして、そんなホールだからこそ、糞高い台を売りつけても平気なメーカーが存在しうるということなのです。


でも、改革なんて彼ら(ホール、メーカー)には無理です。

最後に残った「荒稼ぎ」の手段を放り出すことは絶対にしません。


でも、心配はご無用です。

ファンがどんどん減り、残ったファンはプロ化し、収益はどんどん低迷していくでしょう。


それまでは我々プロがむしり取れるだけむしり取って差し上げます。


ちょっと大げさかも知れませんが、5年後のパチンコ業界は今のサイズの半分にまで落ち込んでいるかも知れません。

「このままではやっていけない」という自然淘汰の中で初めて改革、というより変革が起こるでしょう。

そしてそれはパチンコが「娯楽・遊び」を取り戻す最後のチャンスになるはずです。

本当に面白い、気軽に打てる、パチンコが我々の手に戻ってくるはずです。


いかがでしたか?
このパチンコの未来像は暗いでしょうか?

私は全くそうは思いません。

今が異常なのです。

淘汰の果てに、あるべき姿になっていく、我々はそのまっただ中にいて、それを見ているに過ぎません。


さて、非常にプロ志向の強いパチたま通信の読者様はこのシリーズを読んでどう感じられましたか?


なんだ、もう稼げなくなっちゃうじゃないか!

と思われたでしょうか?

確かにそうです。

いずれそうなるでしょう。

でも、それは明日ではありません。明後日でもないでしょう。


~第5夜後編「最後に残ったシノギをモノにする方法」につづく~

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