緊急特集「終わるパチンコ」
第1夜後編「下がる期待値の理由-1」
田上さん(仮名)とのインタビューというか、居酒屋でのお話しに移る前に、パチたま編集部でもある変化が見られましたので、そのお話しを少し挟ませて頂きたいと思います。
その変化は「徐々に」ではあるけれど、「着実に」現実のものとなってきている、変化でした。
つい最近になるまで、
・専業プロとして、悪い月でも10万、良い月なら50万程度は稼いでいた。
・プロとまでは言わなくても、なんとなくパチンコでお小遣い程度は稼いでいた。
ここのところ、そんな方々からの悲鳴にも似たメールがたびたび編集部に送られてきます。
曰く、
「駅前が辛すぎてもう打てないんで、郊外店にも遠征してみましたけど、こっちはもっと酷い状態でお手上げです」
「ツキの欠損が凄まじくて、もう廃業です・・・」
「近所の店に結構抜ける甘リングがあったので、それで凌いでいましたが、遂に出禁になってしまいました(涙 これからどうしたらいいか、ちょっと悩んでます」
(すべて、実際の文章ですが、少し編集・抜粋しています)
これは、この方達がヘタなのでしょうか?
結論から先に言いますが、決してそんなことはありません。
我々は調査稼働という大きな稼働グループを運営しています。
毎日毎日膨大なデータが集まってきます。
1日稼働時間500時間
(50名×10時間)
月間累積1万時間
(500時間×20日)
この大量稼働の回転率、出玉からなる期待時給が日を追って変わっていく様を我々はリアルタイムで見ています。
1,700円~2,000円程度は見込めたこの平均は、ここ半年は劇的に低下しています。
2012年10月 1,571円
2012年11月 1,418円
2012年12月 1,586円
2013年 1月 1,678円
2013年 2月 1,608円
2013年 3月 1,409円
どうですか?
これを見て安心しましたか?
「なんだ、これぐらい期待値が出れば別になんとか食っていける」
なんて思われたでしょうか?
忘れないで欲しいのは、我々は無数の店舗の情報を集約しています。
その中で打てそうな店を毎日毎日10店舗ほど組み合わせて使っているのです。
そして、稼働中に常にリアルタイムで期待値を割り出し、採算性を考えて打っているのです。
実際、平均で1400円なんていうのは酷い店での期待時給500円があり、逆に良い店の2500円もあって、その平均で1400円というのが出るに過ぎません。
そして、その2500円だって、その日だけ。
すぐに締められるので、いつまでもあてには出来ません。
そう、そういうベストを尽くした上での一切合切の平均が1400円ということなのです。
なぜ、こうも下がっているのでしょうか?
その話の鍵が田上さん(仮名)との会席での話の内容にありました。
田上さんはこれを「避けられない状況」だと言うのです。
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