ご報告があります。
この度、
自身の個人事務所兼、宇宙関連のプロジェクトを行っていく会社を設立いたしました。
社名は「株式会社アンタレス」。
アンタレスとはさそり座の心臓部にある
明るく輝く1等星です。
自分がさそり座であることもあり、
小さな頃から自分を投影するような特別な星でした。
この1年、フリーでタレント活動をしていく中で
さらに自由に、そして飛躍するために
法人設立という一つの選択肢を得ました。
そして、
自分で法人を設立してみようと思い立ちました。
これまでメディアを通して
「宇宙の魅力を伝える」ことに取り組んで来ました。
これに加えて
自らの企画による
宇宙と様々な物事を掛け合わせたコンテンツや商品の開発も構想しています。
現在クラウドファンディングでご支援いただいている「宇宙を題材にした楽曲リリース」も、
そのひとつです。
https://www.makuake.com/project/arisa-kuroda/
宇宙飛行士受験の為に必要な、宇宙に関する「実務経験」。
私は、その実務経験を「タレントとして宇宙の魅力を発信すること」と掲げて
日々取り組んでいます。
将来また訪れるであろう宇宙飛行士試験に向けて、もっと様々な経験を重ねたい。
これまで以上に多くの方に、様々な形で、宇宙に関心を持ってもらえる機会を作りたい。
そんな想いで法人を立ち上げようと決めました。
「宇宙飛行士を目指している」と口に出して言うことで
意識が変わり、環境も変わってきました。
これからどう変わっていくのか、自分でも楽しみです。
これからもこのブログを通してお伝えしていきますので、
応援して頂けると嬉しいです。
この選択に自然と導かれるまでには
実に多くの出会いがあったように思います。
ちょうど1年くらい前にFacebookを始め、
それをきっかけに自分を知ってくださる方が増え。
読売テレビの「ハッカテン」で
多くのスタートアップ企業の方々にお話を伺う機会があったこと、
日本テレビのウェブサイト「SENSORS」で取材をさせていただいたことも
大きな導きでした。
「スタートアップ」という言葉を
ハッカテンで取材をさせていただくほんの8か月ほど前までは
知りませんでした。
道を切り拓こうとしている人の周りには
また同じように道を切り拓こうとしている人が集まっていて、
その度に多くの刺激を受けました。
過去、自分が抱いていた数々のモヤモヤ。
それを今なら言語化できそうなので、これを機にしてみようと思います。
私は、長期計画というものを立てたことがありませんでした。
というか、立て方が分からず、
それ以前に先のことを考えるのも嫌で、
気持ちとしてはいつも行き当たりばったりのような感じでした。
「先のことなんて、分からない」
が言い訳。
目の前のことに一生懸命になることが
自分にとっては最大の現実逃避だったんだと思います。
その目の前の、熱中できるものが終わっていくたびに
「これから自分はどうしていけばいいのか」が分からなくなり
常に不安が襲い掛かる。
目の前のことをやり遂げられたら、
自分が何か大きく変われるような
そんなふうに思いこんだり錯覚したりしながら、
でも何も変わらない自分に絶望して
その不安をどう取り除けばいいのか不安定な時期もありました。
それが当たり前だと思っていました。
それから抜け出す術を、長い間分からずにいました。
タレントという職業は、「待つこと」が多い職業だと思っていました。
スタッフさんが考える企画に“呼んで”いただけるのか、
オーディションで“選んで”もらえるのか、
そのために自分を磨いて待っているような。
受け身であると
常に自分の意思でないものに左右されてしまう。
そうすると自分の軸はなくなるのだけれど
自己顕示欲が大きな顔をして現れて
「自分らしさ」と定義した狭い世界に必死に自分をすがらせる。
進めば進むほど
(今思えば進んでいると思っていただけなのだけど)
八方塞がりになってしまって
自分の未来がとても暗いものに思えていました。
あるとき、ある方からこのように言われた、
ずっと心に引っかかっていた言葉。
「(自分はこのように思っているだけで、間違っていたらごめんなさい)
タレントというのは、お膳立てをしてもらっている職業のように思える」
少なくとも自分はそうだった。
というか、お膳立てをしてもらい続けた人生だった。
それなのに、そのお膳に不満を抱いたりもしていたのです。
『これから、どう生きていきたいか?』
その答えのひとつが、今回の法人設立。
この解は、
自分の複数あった当時のモヤモヤを
一掃してくれるようなパワーがありました。
宇宙飛行士になる、
それに対して必要なことを積み重ねていく。
常に積極的でいられる環境に
自分を置こうと思いました。
初めての法務局。
知らないことを、周りの親切なみなさまに教えていただく日々。
大きく吸収し、さらに大きく発信していきたいと思います。
タレントとして、そして株式会社アンタレス・代表取締役として
今後とも黒田有彩をよろしくお願いいたします。
2016年11月
黒田有彩