今日、
卒業したお茶の水女子大学の
ホームカミングデイがありました。



『宇宙女子』を共著させていただいたTBSアナウンサーの加藤シルビアさん、
JAXA研究開発部門にいらっしゃり、現在金星探査機「あかつき」に関わっていらっしゃる廣瀬史子さんが講演・対談されると聞き、
物理学科の先輩お二人のお話を聞きにお茶大まで行ってきました。



今後、私自身講演をさせていただく機会があり、
それに備えて勉強…
というのもあるのですが、
お手本があまりに素晴らしすぎて聴き入ってしまいました。




まず廣瀬さんの講演。


金星探査機「あかつき」は、
2010年5月に打ち上げられ、
2010年12月に金星を周回する軌道への投入を実施しましたが、
主力エンジンの故障により投入に失敗。

その後、太陽による重力や、太陽熱での温度上昇などから探査機を調節して守りながら
再び金星への接近の機会を窺っていました。

そして2015年12月、金星周回軌道への投入に見事成功。
主力エンジンは壊れてしまったので、探査機の姿勢を保つためのエンジン噴射で投入に成功しました。
「あかつき」が金星の謎を解明することで、地球の気象など、まだ分かり切れていない部分を知れるのではと期待されています。

そんな「あかつき」のお話を、廣瀬さんは分かりやすく楽しく教えてくださいました。


(私もパワポ作ろう…)




そして、シルビアさん。


シルビアさんはアナウンサーとして活動されている中で、
大学で物理学を学んだことがどう活きているか、などをお話されていました。

その中では
ニュートリノ振動でノーベル物理学賞を受賞された梶田先生への取材や、
重力波望遠鏡KAGRAでの現場レポートなど
物理学科卒でないとなかなか伝えきれない内容のニュースも担当できている、とお話も。


またニュートリノを説明するときイメージしやすいように
クラスにいる生徒として例えてみると
あんまり喋らなくて、影が薄くて…
となるけれど、
こういうふうに考えられるのは物理を勉強してきたおかげ、
とおっしゃられていて、なるほどなぁといたく感動しました。


(この例えの手法は、これから使わせていただこう…)


シルビアさんは登壇するとき私を発見してくれ、
「宇宙女子」で対談した物理学科の後輩も今日来てくれていて…
というお話もしてくださいました。


(こういうとき、照れてちょっとうつむいてしまいます)



そして、
元お茶大の学長でいらっしゃる本田名誉教授の
大変楽しいお話を聞き、
(こんな面白いお話される先生いらっしゃるんだなと目からうろこ)
特別講演は幕を閉じました。




そんな為になる、楽しいお話をたくさん聞いたものですから、
廣瀬さんやシルビアさんとちょっとお話したいなと機会をうかがっていました。


この後急展開すぎて驚きなのですが、
シルビアさんと共著させていただいたという話をすると、
みなさん温かく迎えてくださり、
先生方のご厚意で
なんと学長室でお昼をご一緒させていただくことになりました。



はじめて入る学長室。


学長の先生方や、本日登壇された物理学科の卒業生の間に
ただ遊びに来た元お茶大生。


品格があり、明朗で快活なみなさんとお話でき、
刺激をいただいたと同時に
心がすこやかになりました。




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ただ遊びに来ただけなのに、
新しいお茶大グッズまでいただきました。



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キティちゃんとコラボ。
可愛い。



そんな訳で、
母校の温かさを感じられて
とてもいい時間でした。