人は何のために生きているのか・・・・


答えの無い答えを探しはじめたのはいつのころからだったか・・・


初めて命の危険を感じたのは幼稚園に入ったか入らないかって頃だったと思います。


夜中ふと目を覚ましたら目の前に包丁を握り締めた両親の顔がありました。



あの時、目を覚ましていなければ、きっと今頃私はこの世にいなかったかもしれません。


それから、私は両親はもしかしたら「宇宙人」かもしれない、なんて思って夜中にこっそり目を覚まして両親の様子を伺っていた事があります。(本当の親じゃないかもしれない、とは思わなかったんですよね・・・(苦笑)


小学校に入ってからは、母親はとても教育熱心で、私をいろんな塾に通わせました。


小1から小3くらいまでの間は、算数の塾と、書道と英語の塾に通いながら、家では学習教材の山に囲まれていました。


そのせいもあってか、小学校の頃は自分で言うのもおかしいですが、勉強はかなりできたほうで、通知書は全部5でした。ずっと5だったから、5をもらうのが普通なのだと思ってました(笑)


小3の始めに引越しをして、環境が変わって、弟が生まれた事もあって両親の興味は私からそれました。


とたんに成績ががた落ちして、あっというまに中の下くらいの成績になりましたっけ・・・


貧乏性の両親は、服も買ってくれませんでしたから、いっつも継ぎはぎの当てられた服を着てました。


小4の夏に始めた学習塾で、いじめにあいました。。。



思えばこの頃からだなぁ・・・死んでしまいたいって思うようになったのは。


小学校のクラスでは学級委員なんかもして、結構人気者だったんですけどねぇ・・・


だから、中学になって、隣町の塾のいじめっ子と同じ学校になる事が、絶望にしか思えませんでした。


いっそ、中学になる前に死んでしまいたいと何度思った事か・・・



なまじ友達がたくさんいると思っていたせいで、その友達だと自分がただ思っていただけの人たちがどんどん遠ざかっていくのを実感するのは辛かったです。


中には喜んでいじめる側に回る子もいましたっけ。



小柄で体力も大してなかった私は、どうせケンカしても負けるだけだって、戦おうともしませんでした。


ただ、毎日が何事も無く過ぎ去るのを待つだけでした。。。



大学に入って、そんな自分を変えるために始めた空手で、確かに変わったと思っていました。


相手を壊す力を手に入れて、有頂天になっていた時期もあります。


これで、自分は勝ち組になるんだ・・・・って本気で思っていましたっけ・・・(苦笑)



今、脱サラして挑んだ勝負に破れ、結局負け犬に成り下がりました。


大切なものや、守りたかったものを何もかも失くしてしまって、もう何にも残っていません。



だから、もう一度自分なりに考えてみました。


何のために生きるのか・・・


大した事は何もしない人生でしたが、でも、自分のやりたい事はやってきたように思います。


自分なりに、自分の人生には満足しています。


だから、いつそれが終わるとしてもあんまり悔いはありません。



望むとしたら、その終わりがあまり苦しくなければいいなって事くらいです(笑)


生きている限り、生き続けなければならない。。。っていう風には私は思っていません。


死にたくなったのなら、死を選んだっていいと思っています。



自殺をするのが悪だけど、殉職なら褒められて、戦争なら殺人をしたら賞賛されて、悪人だったら死刑にするべきだと主張して。。。


人は死んだらダメっていうけど、他の動物は平気で殺して、植物は焼き尽くして。。。


一日を生きるために、一体どれだけの動植物が犠牲になっていることか・・・


それなのに、人だけが死ぬのはダメだという。。。っていうのは、おかしいと私は思います。



だから、義務感で生きるわけじゃありません。


でも、今を生きるために、私はたくさんの優しさをもらいました。


傷つけた人もいますし、今はもう亡くなってしまった人もいます。



傷つけたからこそ、自分が傷ついたからって逃げるわけにいきません。。。


亡くなった人の優しさを裏切るわけにはいかないんです。



借金を返済するまで、多分辛い日々が続くんだと思います。


返済が終わっても、もうその後に夢はありません。


でも、終わるわけにはいかないから、勉強を始めることにしました。



時間も無いし、お金も無いけど、ファイナンシャルプランナーの勉強をしようと思います。


どうしても生きる事ができなくなれば、死を選ぶかもしれません。


でも、頑張れば生きられるのに、死ぬわけにはいきません。



何のために人は生きるのか・・・?



考えて考えて、到達した


私の今の答えは、私のような人間に与えてくれた優しさに報いること。。。



「優しさを証明する事」です。


だから、どんなに辛くても絶対に逃げるわけにはいきません。