治験終了したと綴ってから気がついたら4ヶ月ほど経ってしまいましたね。
とりあえずクロトモはそれなりに元気です。
昨年末身内に不幸があったこと、年始の震災や航空機事故などもありましたので新年のご挨拶は控えさせていただきます。
さてさて、とりあえず元気と書きましたが、年末までのクロトモは新しい治療にこてんぱんにされておりました。
この4ヶ月の記録は一つの記事にしてしまうととんでもなく長くなるので、4つくらいにわけて書こうと思います。
今回は新治療導入について書いていきます。
今回から投与されるお薬は
一般名レンバチニブメシル酸塩
商品名レンビマです
この薬の保険適応は切除不能な甲状腺癌、胸腺癌、子宮体癌、腎細胞癌らしく、腺様嚢胞癌は保険適応外ではあるのですが、なんか申請すれば保険適応扱いになるそうなので申請してもらいました!
ただ、この薬べらぼうに高い。
いや、抗がん剤はみんな高いんだけどさぁ…。
レンビマ10mgが9517.60円
レンビマ4mgが4025.50円
内服の仕方は甲状腺癌の飲み方に準ずるそうで、ド頭は高用量ドカーンといって副作用の出現に合わせて減量していくという飲み方をするそうです。なので、初回30日分処方されましたが、限度額軽く超えました。
最初の量は24mgなので、1日に10mg2錠と4mg1錠を30日分
レンビマ10mg9517.60×60=571056円
レンビマ4mg4025.50×30=120765円
合計691821円の3割負担なので、私が薬局で支払う金額は209346円となるはずだったのかな?いやいや高いって…
今まで治験だったから薬代とか検査代とかは製薬会社持ちで診察代しか払ってなかったところからのこれはマジ目ん玉飛び出るかと思いました
この治療に切り替わって、ますます仕事やめられねぇなって思いました。働かなきゃ治療すらできないもんね。
そんな素敵な薬を飲み始めたクロトモですが、まぁ高用量なのでがつんと副作用にやられていきました。
レンビマの主な副作用は以下のとおりです
•高血圧
•下痢
•吐き気•食欲低下
•疲労感
•むくみ、尿が泡立つ(蛋白尿)
•手のひらや足の裏の痛みや腫れ(手足症候群)
私自身の副作用の記録
内服を開始したのが8/31、この日をDay1とします。
Day1から血圧が160台まで上がりました。元々は100〜120台でした。高確率で高血圧にはなりそうなので前もって降圧薬をもらっていてそれを内服して様子を見ました。
夜勤を含めて普通に仕事をしていましたが、職場に自分の血圧計を持参し(持参しなくともそこら辺にあるのですが笑)暇があれば測っていました。
神経質な患者そのものです。
Day4で生理が始まりました。
私は元々28日周期くらいでその日は約9日前倒しできたことになります。
PMSとかまったくない私にとってこれが不正出血なのか、生理不順なのか今一わからなかったんですが、最初は週1の受診だったのでそのときに確認して、生理不順になると説明を受けました。
Day7くらいから飲み込みと滑舌が悪くなって、術後のときのように唾液が読み込めなくなりました。
これはレンビマの直接的な副作用というよりは、前回やった治験の薬との相互作用によるものみたいです。弱ってるところをより弱くするらしい。
Day11で耐えがたい疲労感があり、仕事を休むくらいになってしまったので限界を感じ休薬しました。
医師には、自己判断で休薬していいよと言われていました。
これ、結構難しいんですよね。
Day14が受診なのでとりあえずそこまでお休みします。
手足症候群はいつからかは覚えていないのですが、ウチの病棟の緩和ケア認定看護師さんにうっすら両手に出てる赤味がそうですと言われて初めて気付きました
仕事柄ケアは難しいですけど、寝る前にギトギトに保湿クリームを塗って綿手袋をして寝るといいと言われました。
寝落ちしちゃう私はなかなかできません。
2024年1月のクロトモは手足症候群少し悪くなってるので、ちょっとだけケア頑張ってます。綿手袋はしたままでもスマホ触れるので、水仕事系終わったらクリーム塗って手袋できちゃいます。
導入編はここまでです。
次は、一回目の減量18mg内服の時の話をしたいと思います。
では、またやる気になったら記載します。