巻・雑誌 番号 発行年月 タイトル
A 6 6 202012 この絵600万円◎
E 4   197212 無題
コマ 判定 吹き出しなど
A 58 1   野比くんじゃないか!
E 94 1 野比くんじゃないか!!
A 58 2   なつかしいなあ。何十年ぶりかね。
E 94 2 なつかしいなあ。なん十年ぶりかね。
A 58 5   あの人みたことあるよ。
E 94 5 あの人見たことあるよ。
A 58 5   うん、よく新聞や、雑誌に写真がのってる。
E 94 5 うん、よく新聞やざっしに写真がのってる。
A 59 1   たまには遊びにきなさいよ。
E 95 1 たまには遊びに来なさいよ。
A 59 1   はい、ありがとうございます。
E 95 1 は、ありがとうございます。
A 59 2   えっ、あの有名な!
E 95 2 えっ、あの有名な!?
A 60 1   ほら、この雑誌にも先生の絵がでてる。
E 96 1 ほら、このざっしにも先生の絵がでてる。
A 60 2   なんだ、らくがきみたいな絵だね。
E 96 2 なんだ落書きみたいな絵だね。
A 60 4   そんなえらい先生と、パパがどうして………。
E 96 4 そんなえらい先生とパパがどうして………。
A 60 4   しりあいなのかって?
E 96 4 知りあいなのかって?
A 60 5   先生は、もとこの近くのアパートにいて、
E 96 5 先生は、もとこの近くのアパートにいて
A 60 5   ぼくはそこへ絵をならいにいってたんだよ。
E 96 5 ぼくはそこへ絵をならいに行ってたんだよ。
A 60 6   あのころは、ひどいびんぼうぐらしだったな。
E 96 6 あのころはひどいびんぼうぐらしだったな。
A 60 7   百円でも、買い手がつかなかった。
E 96 7 百円でも買い手がつかなかった。
A 60 8   どうして買わなかったのさ!
E 96 8 どうして買わなかったのさ!!
A 60 8   百円が六百万円になったのに!
E 96 8 百円が六百万円になったのに!!
A 61 1 変更 そうだ。
E 97 1   ん!!
A 61 2   「タイムマシン」!!
E 97 2 タイムマシン!!
A 61 3   昔へいって、柿原先生の絵を買おう。
E 97 3 昔へ行って柿原先生の絵を買おう。
A 61 4   貯金が、全部あわせて九十八円。
E 97 4 貯金が全部あわせて九十八円。
A 61 4   いくらなんでも、これじゃあ…。
E 97 4 いくらなんでもこれじゃあ……
A 61 5   ねえ、おかあさまあ。
E 97 5 ねえー。おかあさまあ。
A 61 6   百円を、六百万円にしたいと思わない?
E 97 6 百円を六百万円にしたいと思わない?
A 61 8   しつこいわね。
E 97 8 しつっこいわね。
A 61 9   すぐいこう。
E 97 9 すぐ行こう。
A 61 10   近所にいたのは、昭和二十四年ごろだって。
E 97 10 近所にいたのは昭和二十四年ごろだって。
A 61 10   今から、二十五年前か。
E 97 10 今から二十三年前か。
A 62 1   物置へでちゃった。
E 98 1 物置きへ出ちゃった。
A 62 2   これが、ぼくの家なの?
E 98 2 これがぼくの家!?
A 62 2   このあと、たてなおしたんだよきっと。
E 98 2 このあとたてなおしたんだよきっと。
A 62 3   このころは、ずいぶんあき地が残ってたんだねえ。
E 98 3 このころはずいぶん空地が残ってたんだねえ。
A 62 5   この家は、火事でもえちゃう。
E 98 5 この家は火事でもえちゃう。
A 63 2   このへやだ!
E 99 2 このへやだ!!
A 63 4   家ちんなら、はらえないよ。
E 99 4 家ちんならはらえないよ。
A 63 7   えっ、集金じゃないの? 
E 99 7 えっ集金じゃないの? 
A 63 9   き、き、きみたちが?
E 99 9 き、ききみたちが?
A 64 2   ありがとう!
E 100 2 ありがとう!!
A 64 3   ほんとにもう世の中は、
E 100 3 ほんとにもう世の中は
A 64 3   芸術のわからんやつばっかりで。
E 100 3 芸じゅつのわからんやつばっかりで。
A 64 4   だれも、ぼくの絵をみとめてくれん! 
E 100 4 だれもぼくの絵をみとめてくれん!! 
A 64 4   じつは、絵をやめようかとさえ思ってたら……。
E 100 4 じつは絵をやめようかとさえ思ってたら……。
A 64 5   はじめて、ぼくの絵をほしがってくれる人があらわれた。
E 100 5 はじめてぼくの絵をほしがってくれる人があらわれた。
A 64 6   絵かきをやめるなんて、とんでもない。
E 100 6 絵かきをやめるなんてとんでもない。
A 64 6   いまに、日本中の人が、先生の絵をほしがりますよ。
E 100 6 いまに日本じゅうの人が先生の絵をほしがりますよ。
A 64 8   さあ、どれでも好きな絵をもっていきなさい。
E 100 8 さあ、どれでもすきな絵をもって行きなさい。
A 65 1   どれをみても、らくがきだなあ。
E 101 1 どれをみても落書きだなあ。
A 65 5   とんでもないっ。さっきママから…。
E 101 5 とんでもないっ。さっきママから……。
A 66 1   あきらめきれないかんじ…。
E 102 1 あきらめきれないかんじ……。
A 66 2   昔のお金だったら、よかったんだよな。
E 102 2 昔のお金だったらよかったんだよな。
A 66 3   そうだ!
E 102 3 そうだ!!
A 66 4   ほう、ぼくのじまんのコレクションを見たいって?
E 102 4 ほう、ぼくの自まんのコレクションを見たいって?
A 66 5   これだけ集めるには、大へんな苦心談があるんだ。
E 102 5 これだけ集めるには大へんな苦心談があるんだ。
A 66 6   なにするんだ!
E 102 6 なにするんだ!!
A 66 7   昭和二十四年以前にでてるお金は、これだけだ。
E 102 7 昭和二十四年以前に出てるお金はこれだけだ。
A 66 7   全部あわせて、八百円にもならないや。
E 102 7 全部あわせて八百円にもならないや。
A 67 1   まあいいや、
E 103 1 まあいいや
A 67 1   六百万円もうけるんだから、千円とかえてやるよ。
E 103 1 六百万円もうけるんだから千円とかえてやるよ。
A 67 2   そんなに高いの?
E 103 2 そんなに高いの!?
A 67 3   どうしてもほしけりゃ、今の値だんでゆずってやるよ。
E 103 3 どうしてもほしけりゃ今のねだんでゆずってやるよ。
A 67 4   お金も、値あがりするんだね。
E 103 4 お金もね上りするんだね。
A 67 5 挿入 柿原先生、今度こそ絵を買いますよ!
P 67 5 挿入  
A 67 6   先生はでかけてるけど。
E 103 6 先生は出かけてるけど。
A 67 6   集金なら、はらえないよ。
E 103 6 集金ならはらえないよ。
A 67 8   パパ…いや、野比さんじゃありませんか?
E 104 2 パパ……いや野比さんじゃありませんか?
A 67 9   かわいいっ。
E 104 3 かーわいい。
A 68 1   へんな子!
E 104 4 へんな子!!
A 68 1   ほう、野比さんも絵をかくのですか。
E 104 4 ほう野比さんも絵をかくのですか。
A 68 2   画家になるのが、ぼくのゆめなんだ。
E 104 5 画家になるのがぼくのゆめなんだ。
A 68 4   なんだ、きみたちは? 帰れっ!!
E 104 7 なんだ、きみたちは? かえれっ!!
A 68 4   絵をうってもらう約束なんだよ。
E 104 7 絵を売ってもらうやくそくなんだよ。
A 68 5   好きなのもっていきな。
E 104 8 すきなの持っていきな。
A 68 7   この絵が、いちばんうまいと思うよ。
E 105 1 この絵が一番うまいと思うよ。
A 68 7   すくなくとも、何かいたか見当がつくもんね。
E 105 1 すくなくともなにかいたか見当がつくもんね。
A 69 3   みなさい。ぼくが、中学生のころかいた絵だ!
E 105 5 見なさい。ぼくが中学生のころ書いた絵だ!
A 69 3   どこへいったかと思っていたが、なつかしいなあ。
E 105 5 どこへいったかと思っていたが……なつかしいなあ。