巻・雑誌 番号 発行年月 タイトル
A 4 13 202012 のび左エ門の秘宝◎
E 4   197101 無題
コマ 判定 吹き出しなど
A 124 1   まずはじめに………、
E 272 1 まずはじめに………。
A 124 1   やつでの木から東へ、十歩あるくべし。
E 272 1 やつでの木から東へ10歩あるくべし。
A 124 2   七歩。
E 272 2 7歩。
A 124 2   八歩。
E 272 2 8歩。
A 124 2   九歩。
E 272 2 9歩。
A 125 1   十歩。
E 273 1 10歩!
A 125 2   その場所から、西にむかい、十歩進むべし。
E 273 2 その場所から西にむかい10歩進むべし。
A 125 2   一歩。
E 273 2 1歩。
A 125 2   二歩。
E 273 2 2歩。
A 125 3   それ、なんだい。
E 273 3 それなんだい。
A 126 1   そこに、宝があるべし。
E 274 1 そこに宝があるべし。
A 126 1   ええっ!
E 274 1 エーツ
A 126 2   た、た、
E 274 2 タ、タ、タ。
A 126 2   宝だって!
E 274 2 宝だって!?
A 126 2   なにも、こうふんすることないよ。
E 274 2 なにもこうふんすることないよ。
A 126 5   手間をかけさせたわりには、金がくが少ない。
E 274 5 手まをかけさせたわりには、金がくが少ない。
A 126 5   ほんとの宝さがしが、したいな。
E 274 5 ほんとの宝さがしがしたいな。
A 126 6   よく話にあるじゃない…。
E 274 6 よく話にあるじゃない、
A 126 6   先祖が小ばんをうめてさ。
E 274 6 先ぞが小ばんをうめてさ!
A 126 7   かくし場所をかきのこして…。
E 274 7 かくし場所を、かきのこして……。
A 126 8   そんな古い書き物が…、
E 274 8 そんな古い書き物が。
A 127 1   うん、そんなものがやたらにあるわけが………、
E 275 1 そんなものがやたらにあるわけが……。
A 127 2   あるって!
E 275 2 あるって!?
A 127 3   ど、ど、ど、どこに!
E 275 3 ど、ど、ど、どこに!!
A 127 3   だ、だ、だ、だして! はやく!
E 275 3 だ、だ、だ、だして! はやく!!
A 127 3   ええと、これでもない、あれでもない。
E 275 3 えーと、これでもない、あれでもない。
A 127 5   文政九年元日……。
E 275 5 文政九年元日……、
A 127 5 変更* つまり、江戸時代だな。
E 275 5   つまり、今から百四十五年前だな。
A 127 5   のび左エ門これをしるすと、かいてある。
E 275 5 のび左エ門これを記す、と書いてある。
A 127 6   のび左エ門は、今から六代前の先祖だ。
E 275 6 のび左エ門は、今から六代前の先ぞだ。
A 127 6   農家だが、たぶん大地主で、
E 275 6 農家だがたぶん大地主で、
A 127 6   とにかくよんでみてよ。
E 275 6 とにかく読んでみてよ。
A 127 7   ふむふむ。
E 275 7 フム、フム。
A 128 1   そのかくし場所は……、
E 276 1 そのかくし場所は……。
A 128 1   フムフム。
E 276 1 フム! フム!
A 128 2   ちぎれてて、ないよ。
E 276 2 ちぎれててないよ。
A 128 3   場所がわかってれば……。
E 276 3 場所がわかってれば、
A 128 3   とっくにほりだしてるさ。
E 276 3 とっくにほり出してるさ。
A 128 5   その宝いまでもどこかにうまってんだな。
E 276 5 その宝、いまでもどこかにうまってんだな。
A 128 7   そうだ。
E 276 7 そうだっ。
A 128 8   「タイムマシン」だ!
E 276 8 タイムマシン!!
A 129 1   文政九年、元日にさかのぼって………。
E 277 1 文政九年、元日にさかのぼって、
A 129 1   宝をうめるところを、見ればいいんだ。
E 277 1 宝をうめるところを見ればいいんだ。
A 129 4   ついた。
E 277 4 着いた。
A 130 2   のび左エ門の家を、さがさなくちゃ。
E 278 2 のび左エ門の家をさがさなくちゃ。
A 130 3   あれ!
E 278 3 あれーっ。
A 130 5   いかにもおらは、
E 278 5 いかにもおらは
A 130 5   のび左エ門のせがれの、のび作だ。
E 278 5 のび左エ門のせがれののび作だ。
A 130 5   こうかんたんに、いくとは。
E 278 5 こうかんたんにいくとは。
A 130 5   ついてるぞ。
E 278 5 ついてるぞ!
A 131 1   とうちゃんに、お客だとよう。
E 279 1 とうちゃんにお客だとよー。
A 131 1   あの人が、のび左エ門?
E 279 1 あの人がのび左エ門?
A 131 1   あまり、金持ちらしくないなあ。
E 279 1 あまり金持ちらしくないなあ。
A 131 2   ええ、どういえばいいかな。
E 279 2 えー、どう言えばいいかな。
A 131 3   それはよくきなすった。
E 279 3 それは、よく来なすった。
A 131 4   ゆっくりして、いきなされ。
E 279 4 ゆっくりしていきなされ。
A 131 4   わしゃ、ちょっくら用事ででかけるけんの。
E 279 4 わしゃちょっくら用事で出かけるけんの。
A 131 5   あのつぼ、ひょっとしたら……。
E 279 5 あのつぼ! ひょっとしたら。
A 132 1   あれ、用事があるんじゃなかったの?
E 280 1 あれっ、用事があるんじゃなかったの?
A 132 2   あんまり、小ばんなんかとえんがなさそうだぜ。
E 280 2 あんまり小ばんなんかとえんがなさそうだぜ。
A 132 2   しい、ひとに見られたらまずい。
E 280 2 シッ、ひとに見られたらまずい。
A 132 3   いやあ、よくきたねあははは。
E 280 3 いやあ、よく来たねアハハハ。
A 132 3   どうも、どうも、えへへへ。
E 280 3 どうも、どうも、エヘヘヘ。
A 132 4   …………。
E 280 4 ………………。
A 133 1   いいお正月ですねえ。ははは。
E 281 1 いいお正月ですねえ。ハハハ。
A 133 1   ほんと、いい正月だ。うひひ。
E 281 1 ほんと、いい正月だ。ウヒヒ。
A 133 2   …………。
E 281 2 ………………。
A 133 2   …………。
E 281 2 ………………。
A 133 3   とうちゃんよ、あのふたり、なにしにきただ?
E 281 3 とうちゃんよ、あのふたりなにしに来ただ?
A 133 3   それが、さっぱりわかんねえ。
E 281 3 それがさっぱりわかんねえ。
A 133 5   きょう、宝をうめることは、たしかなんだから。
E 281 5 きょう宝をうめることはたしかなんだから。
A 133 6   うん…、それを見とどけなくちゃな。
E 281 6 うん! それをみとどけなくちゃな。
A 133 7 挿入 ばあいによっては、何日かとまりこんでも……。
P 133 7 挿入  
A 134 3   はやく、うめないかな。
E 282 3 早くうめないかな。
A 134 3   はやく、帰らないかなあ。
E 282 3 早く帰らないかなあ。
A 134 4   帰るかね…。そりゃざんねん。
E 282 4 帰るかね! そりゃざんねん。
A 134 5   ばかいえ。
E 282 5 ばか言え。
A 134 6   ぼくらがいるうちは、うめないよ。
E 282 6 ぼくらがいるうちはうめないよ。
A 134 6   かくれて、見はっているんだ。
E 282 6 かくれて見はっているんだ。
A 135 2 挿入* だけどここは、
A 135 2 挿入* ぼくらの時代だと、どこにあたるのだろう。
P 135 2 挿入  
A 135 3 挿入 地図で、調べてみよう。
P 135 3 挿入  
A 135 4 挿入* 川がそのまま、のこってるよ。
A 135 4 挿入* ちょうど、曲がり角のこのへんだ。
P 135 4 挿入  
A 135 6   ほりだそう。
E 283 3 ほり出そう。
A 135 7   そうだそうだ、ここだ。
E 283 4 そうだ、そうだ、ここだ。
A 136 1 挿入* なんだ! 道のまん中をほったりして。
A 136 1 挿入* すぐ、なおします。
P 136 1 挿入  
A 136 3   おかしい。たしかにうめたのに。
E 284 1 おかしい! たしかにうめたのに。
A 136 3 挿入 おかしいなあ……。
P 136 3 挿入  
A 136 4   ううむ、さては!
E 284 1 うーむ、さては…。
A 136 5   ぼくらの前に、ほりだしたやつがいるんだ。
E 284 2 ぼくらの前にほり出したやつがいるんだ。
A 136 6 挿入* もっと、はやくほればよかったんだ。
A 136 6 挿入* もう一度あの時代へ!
P 136 6 挿入  
A 136 7   うめたすぐあとに行って、ほりだそう。
E 284 3 うめたすぐあとに行ってほり出そう。
A 136 8   さあ、これが宝のありかをかいたまき物だよ。
E 284 4 さあ、これが宝のありかを書いたまき物だよ。
A 136 8   わあい、すぐほろう。
E 284 4 わーい、すぐほろう。
A 136 8   あれっ!
E 284 4 あれぇ
A 137 2   お年玉もこうやってもらえば、おもしろかんべ。
E 284 6 お年玉もこうやってもらえば、おもしろかんべ。
A 137 2   でもよ、けい気のいいことかいてあったわりには、
E 284 6 でもよ、けい気のいいこと書いてあったわりには、