ミュータント

ミュータント [★★★]

 ひみつ道具の『人間製造機』で製造した人間は「超能力」を持った「ミュータント」である。ドラえもんによれば、「そのミュータントたちが、かってになかまをふやして、人間を征服しようとして大さわぎにになった。「国連軍」まで出動したんだよ」という欠陥商品である。新製品であったけれども、売り出したあと欠陥に気づいて、現在販売中止になっている。

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ミュータント:遺伝学における突然変異体のことであり、オランダの植物学者フリースが『突然変異説』(1901-03)に初めて使った用語である。

 

SFでは根本的な変異をもった生物の意味に使われ、人間のミュータントがしばしば題材となり、この新人類に対して旧人類が不安や恐怖を抱くといった設定が多い傾向にある。

 

ミラーボール

ミラーボール[★★][Y1] 

 ドラえもんはひみつ道具『家の感じ変換機』を使って、のび太の部屋の電灯を「ミラーボール電灯」に変換して楽しんでいる

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ミラーボール:数多くの小さな鏡でおおった球であり、ダンス・ホールなどで、天井からつるし、光を当てながら回す照明器具である。

 

ミンク

ミンク [★★] [Y2] 

 ひみつ道具の『もはん手紙ペン』で「母がミンクのコートを買いにでかけたので、わたしはひとりでおるすばん…」という手紙を、のび太は「セッセ セッセ」と書いている。

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ミンク:食肉目イタチ科の哺乳類であり、高価で最高級の毛皮をもつイタチに似た小獣である。イタチよりも体が太く、四肢が短く、毛は柔らかく、色はふつう光沢のある茶色から暗褐色であり、のどからあごにかけて白斑がある。

 

フィンランド、ロシア、ポーランド、フランスなどにすむヨーロッパミンクと、北アメリカにすむアメリカミンクの2種類がある。両種は若干の大きさの違いをのぞいてよく似ている。

 

 夜行性とされるが、色を区別できる目をもつことから、昼間も活動するものと思われる。飼育下では夜間よりも昼間より活動的である。両種ともに川、湖、沼などの水辺近くの草の茂みを好みのすみ場所とし、水場から100m以上離れることは少ない。泳ぎと潜水がうまく、しばしば水に入って、水中で魚、カニ、カエルなどの獲物を追う。

 

 毛皮をとるための養殖は、古く1866年にアメリカで成功したといわれるが、1950年代に入ってから養殖業は急速に成長し、1970には世界の年間産額2500万枚になった。

 

虫の知らせ(第六感)

虫の知らせ[★★] [Y3] 

 まぶたが「ピク ピク」するのは、いやなことが起こる前触れであり、のび太は昔からいう、「虫の知らせ」だとドラえもんに説明している。

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虫の知らせ:何の根拠もなく、なんとなく良くないことが起こりそうな気がすることであり、悪い予感であり、あるいは第六感が働くことである。

 

古くは、人体に虫が棲んでいて身体や感情に様々な影響を与えると信じられていた。「腹の虫が治まらない」、「虫の居所が悪い」、「虫が好かない」、「虫が知らせる」などの表現は、いずれもそうした発想から出ている。

 

虫の知らせの場合、胸さわぎなどの心身的反応を伴うものがあり、発信者が生命の危機的状況にあるときに起こりやすいと言われている。

 


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