魔法使いサリー

サリーちゃん[★★★]

 ドラえもんの取り出したひみつ道具である『無生物さいみんメガホン』を使って、しずちゃんは空飛ぶほうきを作ってもらった。さらに、ひみつ道具の『タスケテ帽』を借りて、しずちゃんは空飛ぶほうきに乗って、助けを求めている女の子を探している。

 

そして、友だちのお誕生日にいけない女の子に、ひみつ道具の『着せ替えカメラ』でパーティ用のドレスを作ったり、さらに、『どこでもドア』で遠いパーティ会場まで送っている。しずちゃんが「サリーちゃんもメグちゃんもララベルも。みんなほうきにのってるのよ」と強く主張するので、ドラえもんは上記のようなひみつ道具を出している。

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魔法使いサリー:横山光輝の漫画『りぼん』(集英社)19667月号~196710月号、および、それを原作としたアニメ作品で東映動画(現・東映アニメーション)魔法少女シリーズ第1作である。

 

ある街の一軒家に引っ越してきた、おてんばでいたずら好きの女の子サリー。実は彼女は悪魔の国の王女。人間界に興味津々で、友だちになろうと、弟分のカブと人間のふりをして生活を始めたのだった。

 

だが、パパ(悪魔の大王)はそれを許さず。なんとか連れ戻そうとする。すみれとよしこという大の親友を得たサリーは、毎日を楽しく過ごしながら、魔法よりも大切なものとは何かを学んでいく。

 

1966年にテレビアニメ化され、国産初の「魔女っ子もの」アニメとして人気を博した。連載の当初は「魔法使いサニー」だった(現代漫画博物館による)

 

マメンチサウルス

マメンチサウルス[★★★]

 科学博物館で開催されている中国の恐竜展において、目の前にある「マメンチサウルス」は、体長二十二メートル、体重五十トン以上あると言われている。

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マメンチサウルス:竜盤目竜脚亜目ディプロドクス科に属する大型植物食恐竜で、ジュラ紀後期から白亜紀前期にかけて中国で栄えていたといわれている。マメンキサウルスという呼び方もあるが、「馬門渓(マメンチ)のトカゲ」という意味だ。

 

中国の四川省の合川馬門渓にあるジュラ紀後期の地層から発見されたため、こう名付けられた。中国名は、合川馬門渓竜という。マメンチサウルスの最大の特徴は、なんといっても首の長さだろう。

 

なにしろ全長22mのうち、10mまでが首なのだから。頸椎(首の骨)の数は、今までに発見された恐竜の中で最も多く、なんと19個もあった。哺乳類ではキリンを含めて、頚椎は7個しかない。マメチンサウルスは、どんな動物よりも長い首をしていたといえるだろう。

 

ただし、完全な骨格は、まだ発見されていないようで、現在知られている復元骨格はいくつかの類縁の恐竜の骨格を合成したものである。

 

マメチンサウルスはディプロドクス科の特徴をいくつか持っているためディプロドクス科に分類されているが、独自のマメチンサウルス科に入れる科学者もいる。水陸両生で水辺の植物を食べていたといわれている(藤子・F・不二雄大全集 恐竜ゼミナールによる)