マタタビ(木天蓼)

マタタビ[★★]

 真っ白いペルシャネコに恋したドラえもんが、のび太から友だちになるためにはプレゼントが一番だと言われた。ドラえもんの出したプレゼント用のひみつ道具である『未来のネコ用品』は、カツオブシガム、コタツハウス、ネズミトリゲーム&ウオッチ、マタタビ香水などであった。

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マタタビ:マタタビ科の蔓性の落葉低木である。日本各地や朝鮮半島などの温帯の山地に自生する。

 

枝は褐色で長く伸び、中心に白色の髄が詰まっている。葉は長さ615cmの卵円型で先端はやや尾状にとがり、縁には浅い鋸歯がある。夏に、葉の表面が白色になる特徴がある。

 

78月には、葉腋に白色の花を下向きに付け、雄花、雌花および両性花がある。果実は長さ23cmの先のとがった長楕円形の黄熟する液果で、辛みがあり、食用または薬用にされる。熱湯に浸して乾燥した果実は中風、リウマチ、強壮の効果があると言われている。

 

ネコがマタタビの実や粉末を好み、かじったり、なめたりすると酔ったようになるので有名である。

 

マタタビはすでに平安時代に「ワタタビ」の名称で文献に登場し、このワタタビが変化したものと言われている。マタタビの実を食べると、元気になって「また旅」ができるとする言辞に由来する説があるが、これは全くの俗説である。

 

マッターホルン

マッターホルン [★★]

 「マッターホルンの頂上」の空気の缶詰も、スネ夫の自慢のひとつである。

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マッターホルン:スイスとイタリアの国境上にそびえる標高4477mの高峰である。ピラミッド系の美しい山容はアルプスの象徴的な存在になっている。

 

1865714日、イギリス隊が北東稜(ヘルンリ山稜)から初登頂に成功したが、下山中7名のうち4名が墜落死するという遭難事件が発生した。もっとも難関である北壁は、1931年ドイツのシュミット兄弟によって初登攀された。

 

マッチうりの少女

マッチうりの少女[★★★]

 のび太は、アンデルセンの『マッチうりの少女』は何度読んでも悲しい童話だと思った。

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「マッチ売りのドラえもん」は「マッチうりの少女」のパロディ版である。

マッチ売りの少女:アンデルセンの童話の中でもっと有名な作品であり、1848年に公刊された。

 

大みそかの街の通りを、マッチ売りの少女がはだしで歩いていました。マッチが一つも売れず、指を暖めるために1本のマッチをすると、美しい幻が少女の前に展開されました。初めのマッチは大きいストーブ、ついで御馳走いっぱいのテーブルやきれいなクリスマスツリーが現れました。

 

やがて、その光の中に彼女をただ一人愛してくれたおばあさんが現れました。おばあさんを引き留めておくために残りのマッチを全部すり、一面の光の中で少女はおばあさんに抱かれて空高く舞い上がりました。

 

翌朝、微笑を浮かべながら少女は街角でなくなっていました。彼女がどんな美しいものを見たかを知るものは、誰一人いませんでした。