マイクロ波

マイクロ波[★★]

 北海道ぐらいの面積である天上連邦の中で最も小さな州が、太陽電池を敷き詰め、「マイクロ波」ですべての州にエネルギーを送っている。石油も石炭も使わないため、空気は汚れないでとても澄んでいる。

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マイクロ波:波長100万分の1mm以下の電波のことである。アンテナには波長に比べて少し大きな放物面反射鏡や電磁ラッパが用いられる。

 

 指向性がよいので、この電波を用いて初めてレーダーが製作された。周波数が高いので、送りうる情報量が多く、多重通信やテレビジョン中継に使われている。

 

電波分光学の分野では、物質の分子構造の研究に重要な役割を果たしている。身近な電子レンジにおいては、出力数百W以上のマイクロ波で高周波加熱を行っている。

 

マキビシ

マキビシ[★★]

 「マキビシ」はふところに入れて走ると重くて痛く、転ぶと大けがをするとのび太の評判は芳しくなかった。

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マキビシ忍者が地面にまいて追手をかわすとても有効な道具である。マキビシには、三角錐状になっているヒシの実や、鉄を加工して三角錐状のものを使用した。

 

どうばらまいても尖った先が上を向くので、靴を履く習慣のなかった戦国時代などにおいては、敵陣をくい止めるためにはとても有効な武器であった。

 

マグマ

マグマ[★★]

 海底で火山を噴火させて、新しい島を作るためには、なるべく浅いところにある「マグマ」を見つけることが大切である。

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マグマ[★★]

 バービューダ海域の海底火山が噴火すると、「マグマ」が吹き出し、岩が飛び散り、大地が大きく揺れることになる。ポセイドンはこれらを敵の攻撃と見なし、すかさず鬼角弾を発射して、地球を瞬時に死の世界にしてしまうのである。

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マグマ [★★]

 ひみつ道具である『マグマ探知機』がマグマの上を通ると、「マグ マグマグ マグ」といった音を出しながら知らせてくれる。

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マグマ:地殻あるいはマントルで形成された高温で溶融状態の造岩物質を主体となる物質である。これが冷却固結してできたものが火成岩であり、地上に噴出して形成されたものが火山である。

 

 マグマは地殻下部からマントル上部で発生し、地下の浅い所にあるマグマの温度はおおよそ650度から1300Cの間である。

 

地下の温度の上昇とか、圧力の減少などによって部分溶融が起こるとマグマが発生する。マグマが集まると、マグマ密度は周辺の密度よりわずかに低いので、浮力によって徐々に上方に向かって移動してゆくことになる。火山の噴火はこうして起こるのである。

 

まことちゃん

まことちゃん [★★★]

 のび太はみつ道具である『主役はめ込み機』を使って、『まことちゃん』の主人公になって鼻水を垂らし、「ウシャシャ」と言いながら「まことちゃん」と叫んでいる。

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まことちゃん:好奇心と行動力が人一倍旺盛な幼稚園児・沢田まことは、ざんぎり頭とハナミズがトレードマーク。子どもならではの疑問や楽しみを見つけては、突飛な視点で追及していくが、そのことが毎回周囲を巻き込んでの大騒動へと発展してしまう。

 

「グワシ」という奇声と指使いが子どもたちの間で流行するなど、作者のギャグ作品の代表作となった。主人公の暴走に同調する沢田一家の強烈な個性や、当時の世相や風物が巧みに取り入れられていることも魅力だ。初出『週刊少年サンデー』(小学館)197616号~198130号(現代漫画博物館による)