フジツボ

フジツボ[★★]

  マリアナ海溝の海底には、「カキ」や「フジツボ」がぎっしり付着した幽霊船が横たわっていた。

[L02091・C04085108210]

フジツボ(藤壺):曼脚亜綱完全胸目フジツボ亜目の甲殻類の総称である。富士山の形をした周殻は、48個の融合した殻板から成り立ち、それらは殻口を左右相称的に配列して囲んでいる。広い殻底には1対ずつの盾板と背板からなる蓋板があり、外套口を自由に開閉する。フジツボは多くの毛を持つ嚢状であり、これで水中の食べ物を摂取している。

 

 多くは浅海の岩礁、岸壁などに付着しているが、中には、アカフジツボなどのように流木などに付着したり、オニフジツボのようにクジラの体表に付着するもの存在している。

 

タテジマフジツボ、サンカクフジツボのように船底におびただしく付着し、船底破損生物の主役となって、船速を低下させ、燃料の消耗を増大させるなどの害を与えているものもいる。

 

フタバスズキリュウ

フタバスズキリュウ[★★★]

 のび太が難事に遮二無二突進すると、例えば、「フタバスズキリュウ」の卵を発見し、不可能を可能にすることもある。

[S20138A10174097509]

 

フタバスズキリュウ[★★★]

 のび太の頭ぐらいの恐竜の卵が孵化すると、それは日本で最初に発見された大型爬虫類の一種である「フタバスズキリュウ」でることが判明した。

[L01019C01015108001]

フタバスズキリュウ(双葉鈴木竜):爬虫類の木竜目に属する蛇頸綱または長頸竜、俗に首長竜と呼ばれるものの1種である。

 

1968年に高校生の鈴木直が福島県いわき市久之浜町を流れる大久川岸の露頭で、白亜紀後期の双葉層群と呼ばれる地層中で発見したものである。国立科学博物館の長谷川善和、小畠郁生らが2年間に十数回発掘を行い、1個体に属する骨格を手に入れ、室内作業には5年を要したと報告されている。

 

フタバスズキリュウの頭骨、胸骨、骨盤など重要な部分が発掘され、骨格復原が可能であった。体長は7m、前肢の幅員約3m。首は長く約3m、胴体は体の後半部に位置していた。

 

頭は比較的低く、小さい。歯は円錐形であり、胃の部分には数十個の胃石が共発見されている。肩と胴堆の棘突起の先端にサメの歯の先端が突き刺さっていた。浅海の水面近くを遊泳し、魚やタコやイカなどを食べていたと想定されている。

 

 フタバスズキリュウはドラえもんマンガの大長編の『び太の恐竜』に登場する「ピー助」のモデルとなった恐竜である。

 

ブッポウソウ(仏法僧)

ブッポーソー[★★★]

  ドラえもんはデッキに相当するひみつ道具の『シャベリップ』に、録音テープに相当するひみつ道具の『ミミダケ』を乗せて、「m」の啼き声を聞くと、「ブッポーソー」という声を聞くことができた。

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ブッポウソウ(仏法僧):ブッポウソウ目ブッポウソウ科の鳥である。全長は約30cmで、頭・風切羽・尾羽の大部分は黒色で、その他は美しい青緑色である。嘴や脚は赤く、風切羽の中央に青白色の大斑があり、飛翔時には顕著に認められる。

 

アジア東部、マレー諸島、オーストラリアに分布し、日本にも夏鳥として渡来し、本州や四国や九州の山地で繁殖しているが、生息数は多くない。

 

自然にできた樹洞、キツツキ類の掘った穴、橋脚の隙間、堰堤の水抜き穴などに営巣する。突き出た枝や朽木の頂上などにとまって獲物を見張り、地上の大型昆虫、トカゲ、その他の小動物を襲い、空中で大型の昆虫も捕食する。

 

渡来の時期、生息地がよく似ているところから、「ブッポウソウ」と鳴く声の主は、実はフクロウ科のコノハズクであることが判明した。このため、この種を「姿のブッポウソウ」といい、コノハズクを「声のブッポウソウ」と呼んでいる。