光ファイバー

光ファイバー [★★]

 ひみつ道具である『光ファイバーツタ』は12あるチャンネルシールで、指定した場所まで自由自在の伸びることができる。このツタは光ファイバーのように映像をモニターに送信できる。

 

このひみつ道具は外からの情報を蓄える球根もあり、ビデオテープ・レコーダーのように再現したり、スローモーションにしたりすることもできる。

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光ファイバー:光通信に用いられる導波路であり、「光を導く細い繊維」という意味である。

 

光が伝搬するコアとよばれる部分と、その周辺を覆う同心円状のクラッドとよばれる部分の二種類の透明な誘電体から構成されている。光ファイバーはクラッドの屈折率をコアのそれよりも0.11.0%程度小さくすることにより、光の全反射現象を利用して、光をコアの中に閉じこめて伝えることが可能となる。

 

光ファイバーは髪の毛ほどに細いと言われるが、これはクラッドの外径が0.1ミリメートル程度であることに起因している。光を伝えるコア径は数ミクロン~数十ミクロンとさらに細くなっているが、使用される光の波長の数倍~数十倍程度の値である。

 

ビクトリー号

ビクトリー[★★]

 スネ夫はひみつ道具である『船舶専用レーダー高性能ワールドタイプ』を、『船舶瓶詰め機』につないで、イギリス海軍の戦艦である「ビクトリー号」をボトルシップにした。

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ビクトリー号: 1805年のトラファルガルの戦いでネルソン提督の旗艦として戦い,フランスとスペインの連合艦隊を撃破した。

 

ビクトリー号は1765年進水し、全長68.5m、最大幅16.6m、積載量2162トン、乗組員850人であった。3層の砲甲板をもち、32ポンド砲、24ポンド砲、12ポンド砲を片舷に各15門ずつ備え、そのほか合わせて砲約100門を搭載していた。

 

3層の砲甲板を持つこの船は、最後の木造帆装送戦艦の姿を伝える貴重な存在である。現在でもイギリスのポーツマス軍港に保存されている。

 

飛行船

飛行船[★★]

 出木松博士建造の「巨大な飛行船」に乗って、一行は南極大陸への探検に出掛けている。

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飛行船:流線型の気嚢に水素やヘリウムなどの気体を充填して上昇し、空中を自由に航行できるように推進装置と舵取り装置を備えている飛行機である。

 

193756日、ドイツの世界最大の豪華飛行船ヒンデンブルグ号が、アメリカのレーク・ハーストに着陸する直前、浮揚ガスの水素に引火、大爆発を起して墜落し、乗客・乗員の約三分の一が死亡するという惨事を引き起こした。

 

これを期に飛行船による旅客輸送は幕を閉じ、飛行船の時代も1930年代に終焉を迎えた。

 

ひこ星(彦星、アルタイル)

ひこ星[★★]

 「ひこ星」はわし座の付け根にあって、銀河系の真ん中に位置している。

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ひこ星:ひこ星は鷲座の首星アルタイルの和名である。アルタイルはアラビア語で空飛ぶワシの意であり、牽牛星として有名である。

 

夏の天の川を挟んで織姫星と相対し、明るい光を放ち、古来、七夕の星として日本人には親しみ深い星である。