ニコチン中毒(ニコチン)
ニコチン中毒[★★]
のび太のママからいつも禁煙に失敗しているパパは「完全にニコチン中毒ね」と断定されていた。
[S08609・A24145・068012]
ニコチン中毒:たばこに含まれるニコチンによる中毒で、たばこ中毒とも呼ばれている。ニコチンには眠気のある場合には覚醒効果を、緊張している場合には静穏効果をもたらす作用があると言われている。長期使用により精神依存が形成され、離脱症状として不快また抑うつ気分、不眠、不安などが生じる。
軽症では悪心、嘔吐、めまい、頭痛、流涎、顔面蒼白、冷汗、虚脱などがみられ、重症ではさらに腹痛、激しい嘔吐や下痢、冷汗、脱力、精神錯乱などがみられ、意識消失、けいれん、呼吸麻痺をおこして死亡する。
フランスのポルトガル大使であったジャック・ニコに由来すると言われている。彼はタバコの葉に頭痛薬としての効能を認め、帰国後フランス国内に広めた。その時、ニコにちなんでこの植物にニコチアナという学名が付けられた。その後、タバコの葉から重要なアルカロイド成分が発見され、それがニコチンと呼ばれるようになった。
虹
虹[★★]
ハイキングで雨の上がった後、きれいな「虹」が出たけれども、フィルムがなくなって撮影することができなかった。しかし、ひみつ道具である『お好みフォト・プリンター』で素晴らしい虹を再現して、プリントアウトすることができた。
[S15738・B01099・048606]
虹:雨の前とあとに、太陽や月と反対方向に現れる七色の円弧状の帯である。噴水や滝などで水滴が空中に散らされた場合にも虹が見られる。太陽や月からの光が水滴に入射して内部に入り、水滴の内側の壁面で全反射して、外に出てくるために見られる現象である。
太陽や月が地平線より上にある時は、虹の中心地は地平線の下にあって半円弧より小さく見えるのが普通である。しかし、虹を見る者の背後にある池や湖の水面で、太陽の光が反射された光によって見られる虹は反射虹と呼ばれ、その中心の高度角は太陽の高度角と等しいため虹の弧は半円弧より大きく全円に見えることもある。
虹は7色が揃っているものは珍しく、赤と黄が特にきれいで青がないものが多い。また各色の幅が一様でなく、黄と緑が幅広く、赤と紫が細いというように様々である。これは虹を生ずる水滴の大きさが違うからである。
日本でも、中世以降、蛇が息を吹いたものが虹となるという考えが広くみられた。蛇類の総称と推定されるナギがニジの語源とする説が有力である。