トリモチ
トリモチ[★★]
ドラえもんはひみつ道具である『タイムホール』に写った物をすばやく「トリモチ」にくっつけて取り出している。
[S06510・A17171・067811]
トリモチ[★★]
ひみつ道具の『テレビトリモチ』を使えば、「テレビにうつったものは、なんでもとり」出すことができる。
[S19382・A26008・078111]
トリモチ:モチノキ科モチノキ属植物の樹皮に含まれる粘着性のゴム状物質である。日本では古くから粘着剤として、捕鳥や捕虫に用いられてきた。江戸時代から熊野の山中が産地として著名である。
主成分は蝋質でもち蝋と言う。灰色の不透明体であるが、加熱して完全に脱水すると赤橙色になり、透明の粘度の高い水あめ状物質となる。
原料植物としてはモチノキ科のモチノキ(含有量12%)、イヌツゲ(10%)、クロガネモチ(10%)が有名である。春から夏にかけて樹皮を水につけて腐敗させ、秋になってから臼でついて組織片を洗い流してトリモチを採取する。
トリモチはおもに捕虫や捕鳥用に用いられたが、ハエ取り紙の材料、ゴムの代用、特殊ペイントや印肉の添加物として用いたこともある。1949年以降、狩猟用とすることは禁止されている。
トリュフ
トリュフ[★★★]
のび太のママはスーパーで、「トリュフ」やフォアグラという材料を揃えることができなかったので、あり合わせでできるフランス料理の作り方を探すことにした。
[S16662・A42043・059006]
トリュフ:子嚢菌類セイヨウショウロ科の地下生キノコの総称であり、キャビア、フォアグラとともに世界の三大珍味と言われている。
球形で径3~15cmであり、表面は黒褐色で独特な強烈なにおいがある。特異なにおいがあるので、フランスやイタリアなどではイヌやブタの嗅覚を利用してトリュフを探すといわれる。
トリュフはフランス料理やイタリア料理に用いられる高級食用キノコで、黒いダイヤ、食卓のダイヤといって高価で取引されている。
トリュフの料理
① 小さく切って付け合わせにし、ソースに加えることが多い。
② ステーキにはブランデーで温めたものをのせ、魚の蒸煮や鳥獣肉のいため煮にはいっしょに煮たものを添える。
③ 冷製料理やサラダの飾りにもする。ブラウンソースやホワイトソースには刻んで加える。
④ トリュフを主材料とする料理にはパイ包み焼き、クリーム煮などがある。
⑤ トリュフ入りのフォアグラはオードブルとして珍重される。