寅さん(男はつらいよ)

トラさん[★★★]

 映画館の天井につるした瓶に蓄えた映画には、「トラさん」映画も含まれていた。

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男はつらいよ:てきや稼業の流れ者車寅次郎が主人公の下町の人情喜劇映画である。『寅さん』とも呼ばれている。1969年の第1作以来、監督は山田洋次、主演は渥美清で、シリーズとして世界最長記録である48作品で成り立っている。19698月封切りの『男はつらいよ』で、山田と渥美は一躍、松竹のドル箱コンビとなった。

 

『男はつらいよ』が突如ヒットした理由は、直情径行でおっちょこちょいで、はた迷惑だが憎めない風来坊の寅が、故郷の葛飾柴又へ帰って、叔父夫婦をはじめとする心優しき人たちに、すねたり怒ったりする「甘え」のパターンが、観客の心情をゆすぶったからだろう。

 

2005年封切りの『男はつらいよ。寅次郎紅の花』は第48番目の作品となり、主演渥美清の死によって、このシリーズは終了した。

 

毎回、寅の片想いの対象として登場する、その時代を代表する最もチャーミングな女優が売物となっていた。さらに、年2回の作品であったため、日本の各地の春と秋の鮮やかな風物詩が巧みに取り入れられていたこともヒットの重要な要因であった。

 

作者の視点は、むしろ、帰京のたびごとに気を止む「とらや」一家とその周辺の描写、さらに、寅に「ロードーシャ諸君!」とからかわれる人たちに焦点を絞り、こうした山田監督の作り上げた庶民リアリズムの人間像にあったのではあるまいか。

 

トリケラトプス

トリケラトプス[★★]

 視聴者の写した八ミリには、恐竜であるプテロサウルス、ステゴサウルス、「トリケラトプス」がしっかり写っていた。

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トリケラトプス[★★]

 ジャイアンは、「トリケラトプス」という恐竜はいまいちスピード感がないと評価している。

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トリケラトプス:鳥盤目角竜亜目の恐竜で、白亜紀後期に栄えた角竜の仲間では最も有名な種類として知られる。頭が大きく、体長の約三分の一が頭だ。首の周囲にはえり巻きを思わせる固い首飾りがあり、3本の角が生えていた。鼻の上に短い角が1本、目の上に大きな角が一対あり、この角で敵から身を守っていたといわれている。

 

トリケラトプスという名前は、「3本の角のある顔」という意味だ。全長9m、推定体重6.4トンだが、9トンあったという説もある(藤子・F・不二雄大全集 恐竜ゼミナールによる)

 

トリコノドン

トリコノドン[★★]

 白亜紀の森の中に棲息する「トリコノドン」は、体長が極めて小さい原始的な哺乳類で、ドラえもんがネズミと間違えた動物である。

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トリコノドン:原始的な化石哺乳類で、哺乳類綱非獣亜綱三錐歯目三錐歯亜目トリコノドン化に分類されている。ジュラ紀後期の泥砂岩層から発見されている。

 

トリコノドンという名前は、その特徴である、あごの骨の配列に由来している。三つの単純な円錐形の歯が一直線に並んでいることからこう名づけられたのだ。最初は哺乳類の先祖だと考えられていたが、現在では進化の初期に分化、特殊化したものだといわれている(藤子・F・不二雄大全集 恐竜ゼミナールによる)