土瓶

土瓶[★★]

 スネ夫との骨董品競争の結果、野比家の居間は石油のランプ、柱時計、木の火鉢と「土瓶」で占拠されていた。

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土瓶:湯茶を沸かすのに用いる陶製の容器である。胴から突き出た注ぎ口をもち、上部につるを懸けて持ち手としているものが多い。

 

現在のような茶用の土瓶の出現は、江戸時代以降であり、飲茶の習慣が一般的になってからのことと考えられている。

 

土瓶蒸し

土瓶蒸し [★★]

 スネ夫は取り放題の食べ放題である松たけ山へ行って、「土瓶蒸し」、「やき松たけ」、「松たけめし」、「松たけの吸い物」…を食べた。

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土瓶蒸し:マッタケ・魚鳥肉・野菜などを土瓶に入れ、吸い物汁を加えて蒸煮する料理である。

 

吸い物がわりにとくに小さい土瓶を器として用い、土瓶蒸しの名前をつけ、一つの料理として用いるようになったのは明治以後である。

 

ドブネズミ

ドブネズミ[★★]

 のび太救出決死探検において、『スモールライト』で変身していたドラえもんの目の前に巨大な「ドブネズミ」が突如出現したため、ドラえもんは気絶してしまった。

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ドブネズミ[★★]

 バッジドロボウの犯人と疑われていたドラえもんが、『タイムマシン』で現場に戻り、犯人を監視していた。その時、「ドブネズミ」が出て、現場で「キャーッ」と叫んで逃げたところを男の子に目撃されて、一緒に逃げたのびのび太も犯人と見なされてしまった。

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ドブネズミ [★★]

 ドラえもんが「ドブネズミ」のいる「たばこ屋」のかどで百円落とした」ので、のび太に「ひろってきてくれ」と頼んでいる。

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ドブネズミ:哺乳綱齧歯目ネズミ科の動物であり、原産地は中国北部である。日本には600年以上前に渡来し、ヨーロッパには18世紀に侵入した。現在では世界中に分布している。

 

頭胴長は2127cm、尾長は1723cm、体重は160450gである。目や耳は小さく、尾は頭胴より短い。体色は、体上面は灰褐色から赤褐色まで変化に富むが、体下面と手足は灰白色である。

 

ドブネズミは夜行性で、一般に夏は屋外、冬は屋内で生活する。雑食性で、植物の茎葉や種子、魚介類、昆虫、ミミズ、鳥卵などのほかに残飯、台所の生ごみ、家畜飼料、穀物などを食べる。性質は荒く、飼い鳥を襲い、乳のみ子や寝ている人をかじった例もある。

 

妊娠期間は約21日で、一産で614子を産む。生後2週間ほどで開眼し、餌を食べ始める。4週齢で巣たちし、三か月齢で親と同じ大きさになり、繁殖可能になる。寿命は23年である。