トナカイ

トナカイ [★★]

 北極の明かりのついた一軒家には、ひみつ道具である『トナカイのロボット』が飼われていた。現役を引退したと思っていたサンタクロースが飼っている二頭のトナカイロボットである。

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トナカイ [★★]

 ひみつ道具である『トナカイロケット』は、クリスマスプレゼントを配達するための、そりの付いたトナカイ型ロケットである。

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トナカイ:シカ科の哺乳類であり、ニホンジカよりも大きく、頭胴長は2mであり、雌雄ともに角を持つが、雄の角は大きくて立派である。

 

北極を取り巻く地域に広く分布し、寒冷な気候によく適応している。鼻先は毛で覆われ、保温と凍結している雪の中での採食に役だつている。ひづめは幅広く扁平に広がり、側蹄が発達し、ひづめの間には長い剛毛がはえ、雪の上や雪どけのぬかるみなどを歩くのに都合がいい。

 

毛皮は下層に羊毛状の綿毛が密生し、上層に長さ2.52.8cmの差毛が生え、体を寒気から守っている。また耳が極めて小さく体熱の消耗を防いでいる。

 

通常5100頭の群れで生活し、トナカイゴケなどの地衣類を主食とし、枯草、ヤナギやポプラなどの葉や小枝、ヨモギ、トクサ、カバなどのいろいろな植物も食べている。

 

トナカイの語源はアイヌ語tonakkay(トナッカイ)に由来すると言われている。

 

トパーズ

トパーズ[★★]

 宝石のセールスマンから、のび太のママは「トパーズ」を紹介され、定価五十万円の品物を十万円で買うことになっていた。

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トパーズ:斜方晶系の鉱物であり、単位格子中に4分子を含み、黄玉とも言われている。比重は3.493.57で、硬度は8である。条痕は無色であり、ガラス光沢、無色あるいは淡黄色の柱状透明結晶であり、柱面に平行な条線が顕著であり、宝石として用いられる。

 

日本産のトパーズは無色の結晶が多いが、外国産のものは淡褐色のものが多い。トパーズは熱せられるとピンク色に変るので、宝石として人工的に熱を加えてピンク色にしたものがあると言われている。

 

トビ(トンビ)

トンビ[★★]

 しずちゃんがバタバタヒラヒラを習い出すと、たちまちのうちに「上昇気流」をうまく使って、「トンビ」のように巧みに空を飛ぶことができるようになった。しずちゃんは羽ばたきもしないで、上空に舞い上がっている。

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トビ:タカ目タカ科の鳥であり、俗にトンビとも呼ばれている。アフリカ、ユーラシア大陸、オーストラリアに広く分布し、平地から低山の林に棲息している。

 

全長は約65cmであり、全身褐色で、上面は濃く、下面は淡く、尾の先端の中央が切れ込んでいて、飛翔しているときには三味線のばち形に見えるのが特徴である。しばしば上昇気流に乗ってゆったりと飛翔し、「ピーヒョロロロ」とのどかな声で鳴いている。地上の餌を見つけると急降下して足の指でつかみ、空中で、あるいは樹枝上や地上におりてついばむ。郊外のごみ集積所や漁港に群れていることが多い。

 

トビの鳴声と飛翔は特徴的なので、天候占いによく使われる。その中の一つに「トビが舞えば雨」ということわざは特に有名である。そのほかに、トビが屋根にとまるのを火災の前兆とする俗信は、現在でも各地に見られるものである。