同人雑誌

同人雑誌[]

 ジャイ子が公園で落としていったスケッチブックを、「茂手 もて夫」がジャイ子の家に届けに来てくれた。もて夫はスケッチブックのマンガを見て感動し、「ぼくもマンガが好きで、かいてるんだよ」と告白した。すると、二人は意気投合して、「同人雑誌」を作るため、一緒に相談することになった。なぜかジャイ子が好きになる子はどことなくのび太に似ている。

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同人雑誌:思想や信条の共通するもの同士が作品発表の場として経費を分担しあって執筆、編集する雑誌である。書店で販売される場合でも営利を主目的とするのではなく、同人の作品の発表、さかのぼっては創作のための修練を主眼としていた。

 

多人数を会員とする団体の機関誌と違って、友情に基づく仲間同士の協力によって慣行が維持されるので、少人数のグループのなかでもさらに執筆、編集、経営の力のある特定メンバーの関心と負担とによって、同人雑誌の歴史が大きく左右されることが多かった。

 

同人雑誌に掲載した作品が営利出版社の編集者に注目されたり、文学賞の候補とされたりして、専業の作家、評論家となっていくというケースが日本では多いので、とくに小説や評論の自己訓練の場として同人雑誌が注目される。

 

文芸、社会思想が互いに競い合った明治末年ごろから青年グループによる雑誌の刊行が盛んとなり、昭和初年には同人雑誌の全盛期を迎えたと言われている。

 

冬眠

冬眠[★★]

 春が近いのに、寒い日が続くので、のび太はカエルさんやクマさんと同じように「冬眠」していた。

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冬眠:冬季に、ある種の動物が運動や摂食をやめ、物質代謝の極めて不活発な状態に入る現象である。冬眠は動物たちにとって最も有利な状態で冬を越す適応戦略のひとつである。

 

気温が低く食物も乏しい冬は多くの動物たちにとって、正常な生活を営むのが難しい季節である。とくに変温動物の場合には体温が外気温に並行して低下し、ある限界以下になると、体を動かすことも発育することもできなくなってしまう。したがって眠っているかのように静止して冬を過ごすのが普通である。

 

 冬眠は変温動物だけでなく、小型の哺乳類とくに食虫類(ハリモグラ)、翼手類(コウモリ)、げっ歯類(リス、ヤマネ)にも見られる。これらの動物たちにとって、低温期には体温の保持が困難で、むしろ活動を停止して冬眠する方が生存上有利であるために、このような適応戦略が進化したと推測されている。

 

クマやスカンクの冬ごもりは真の冬眠ではなく、睡眠状態に近いものであり、疑似冬眠と言われている。

 

トゥロオドン(トロオドン)

トゥロオドン [★★]

 スネ夫は黄金の化石を「トゥロオドンの置換化石」であるとみなしていた。そして、置換化石は「骨の成分が分解して、形だけそのまま黄鉄鉱と入れかわったものである」と、蘊蓄のあるスネ夫はみんなに極めて科学的に説明している。

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トロオドン竜盤目獣脚亜目マニラプトル類トロオドン科に属する肉食性の羽毛恐竜である。中生代白亜紀後期(8000万~7200万年前))に北メリカに棲息していた。

 

 全長は約3m、体重は約50㎏であり、属名は「傷つける歯」を意味している。