伝説

伝説[★★★]

 パパから「世界がしずむほどの大雨なんて、あると思う?」といった質問を受けた時、のび太は「大洪水の伝説は世界中にあるんだよ」と回答している。

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伝説:民間説話、または口承文芸の一種であり、その内容が話し手とその周囲の人々に真実であると信じられている、過去の出来事に関して述べられた話である。

 

由来や口碑の一種とも考えられているが、由来や口碑が現在の事物に関する説明や過去の出来事に関する話全般を指すのに対し、伝説は特定の土地にある具体的な事物と結び付けて語られる点で区別される。

 

日本民俗学では、口承文芸のうち、一定のストーリーを持つものを伝説、昔話に大別している。伝説には、これを支持する人々の真摯で、素朴な心持や信じる心があり、伝説は歴史上のできごととかかわって伝えられるという傾向が顕著であった。

さらに、伝説では、伝承様式が千差万別であった。

 

昔話は虚構や空想力にゆだねられた物語性の強い内容を有し、話に真実性や現実性がほとんど期待されていなかった。昔話の伝達様式は確立し、語り始めの句と語り納めの句があらかじめ存在していた。

 

天動説

天動説[★★]

 「昔の人は、地球はたいらで宇宙の中心にあって、太陽も月も星も、そのまわりを回ってる」という「天動説」を信じていた。

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天動説:宇宙の中心に地球が静止し、その周囲で月、太陽、五惑星、諸恒星が各個別の天球上を公転するという宇宙構造説である。地球中心説であり、原始人が直観的、情緒的に、大地は固定し、大空が回転すると見立てた宇宙観といえる。

 

天動説の完成した形は紀元2世紀のプトレマイオスの周転円説である。地球を中心とする主導円周上を転進する円周円上に惑星を置くことによって、二種の等速円運動の合成として、惑星の軌跡がループ曲線を描く仕組みである。

 

この説には力学的考察を欠いていたが、暦推算法の有能性と、キリスト教義の権威とに支えられて16世紀まで定説化し、長きにわたって人々の思考を支配してきた。

 

天女(天人女房)

天女[★★]

 「メルヘンの星」では、しずちゃんそっくりの「天女」が竪琴を「ポロン…」と弾きながら、お客さんを誘導している。そこでは、光のカーテンに包まれ、「オーロラ」やきれいな虹を目にすることができる。

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天女 [★★]

 ひみつ道具である『トビレットペーパー』を体に巻いて活用すると、「天女の羽衣」のように自由自在に空を飛べるようになる。

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天女(天人女房):天女は天上界に住むという女である。天人女房では、男が沐浴している天女の羽衣を隠す。それにより天女を妻とするが、異界との結婚は破局に終わるという共通のパターンを有している。

 

天人女房の三つのタイプ

  始祖型:隠された羽衣をを発見した天女は天上に帰る。そして天女と男の間に生まれた子どもは、帝王、地方豪族、集落の創始者、職業の開祖となる。

  離別型:子どもから羽衣の隠し場所を教わった天女は子どもを連れて天上に帰り、男だけが残される。

  七夕結合型:天上で天女と男が別れるとき、年に1度、77日に会うことを約束する。