手打ち(手討)

手打ち[★★]

  殿さまが「一羽のキジを見つけて、弓に矢をつがえたところで…」、「お百姓がとおりかかって、キジがにげた」ので、カンカンに怒った殿さまは百姓を「手打ち」にすると厳命した。

[S19193A24036078006]

手打ち(手討ち):江戸時代、武士が、家臣や町人など目下の者を斬殺することであった。「手討ち」とも書かれたことがあった。

 

無条件に認められていたのではなく、家来の落度を目撃した証人が必要とされ、この間の事情が不明瞭な場合には、厳しい吟味を受けることになった。その結果、家来に落ち度がないときは、逆に武士が切腹、死罪、遠島などに処せられることになった。さらに、手討後すぐの届出を必要とした

 

デート

デート[★★★]

 コントローラーで動くおもちゃのネコ、ミイちゃんにドラえもんは恋をした。早速、「デート」を申し込むと、持ち主のパパに子どものおもちゃを取るなといってしかられてしまった。

[S03302A14115037302]

 

デート[]

 のび太は過密なスケジュールを見て、星野スミレは「デート」なんかする暇もないと考えてしまった。

[S07550A19131068001]

 

デート[]

 大学生らしき男性が往来で、「よ~し~子さ~ん」と大声を掛けた。そして、すてきなプレゼント(ひみつ道具の『マイク』)をあげるから、「デート」をして欲しいと頼んでいた。

[S15583A35018028411]

 

デート [★★]

 スネ夫はカメラを手放さないで、伊藤翼ちゃんの「デート」の現場を撮影しようとしていた。

[S13654B05042068601]

「伊藤翼」は「伊藤つかさ」のパロディ版である。

 

デート [★★]

 ドラえもんは首輪を付けた白いネコと「デートの約束」をしていたが、のび太の対応が大変ですっかり忘れていた。

[S15272A38059038503]

デート:もともと「日付け」を意味するデートという言葉が、「男女が日時を決めて会うこと」という意味で広く使われるようになったのは、19世紀末から20世紀初頭のアメリカにおいてであった。

 

結婚前の若い男女、特に十代の男女が、結婚を前提とすることなく、交際するというデートの慣習は、初め都市の中産階級を中心として形成された。デートは思春期のすべての男女に期待される行動様式となり、一つの社会制度として確立されることになった。

 

制度としてのデートは、一方で思春期の男女の異性への関心を満たし、彼らに交際の機会を与えるものであるが、他方では中産階級の道徳観を反映するルールを設定することによって、結婚以前の男女関係を一定の枠内に抑制する役割をも果たすものである。しかしながら、若者の性意識や性行動の「自由化」が進展し、デートのルールやエチケットが大幅にくずれてきている。

 

 日本では、1950年代後半からデートという言葉が使われ始め、1960年代初頭には日常語の中にほぼ定着するにいたった。デートという言葉の普及が、戦後における男女交際の開放化と大衆化を象徴し、またいくぶんかはそれを促進したという風俗史上の意味は無視できないであろうと言われている。