地磁気
地磁気[★★]
太陽や星の位置、または「地磁気」をたよりに、渡り鳥は飛ぶという説がある。
[S09653・A29163・068111]
地磁気[★★]
地底の世界では、「地上の帆船とちがって地磁気を帆にうけて走る」と、バンホーはみんなに説明している。
[L03304・C08094・108701]
地磁気:地球の持つ磁気と、それによって生ずる地場との総称である。地磁気によって生じる磁場を地球磁場という。地球磁場は、地磁気の3要素(偏角・伏角・水平磁力)で表わされる。
地球磁場は地表ではだいたい双極子磁場である。磁針が地球のほぼ南北を指す原因である。地表における地球磁場の大部分は、地球の各内部における溶けた鉄の流体運動によるものと考えられている。
地球磁場は時間的に決して不変の物ではなく、磁気嵐やその他のように急激に変化するものから、地磁気の永年変化として知られているたいへんゆっくりとした変動のものまでがある。
永年変化のうち著しいものは、地場の西方移動と呼ばれるものである。地質時代を通じての地磁気の変化は、岩石の残留磁化の測定によって知ることができる。その結果から地磁気の双極子の磁性は100万年程度の周期で過去何回となく逆転してきたと考えられている。
地軸
地軸[★★]
「地球の公転軌道」は一定しているので、気候の変化は「地軸」の傾きと太陽の位置関係によって生じる。
[S16311・A41158・058907]
地軸:地球の自転の回転軸であり、または地球の北極と南極を結ぶ直線のことである。地球の公転軌道面に対して、約23.5度の傾斜角度である。
チップ
チップ[★★]
夢の中で、スネ夫はハワイの浜辺において「フラダンス」を楽しみ、ダンサーたちに多額の「チップ」を与えていた。
[L05426・C14044・109310]
チップ:英語tipからとり入れられた語で、目下のものに奉仕の礼として与える少額のこころづけ、祝儀、茶代の意である。英語の語源については諸説があり、決定的な説はない。to insure promptness(「必ず早くやってもらえるように」の意)の頭文字をとったもの、という一見うがった説もあるが、これは根拠がない説である。
『オックスフォード英語辞典』の用例によると、動詞(チップをやる)の初出例は1706年、名詞は1775年であるから、この習慣が一般的になったのは18世紀の少し前あたりからであろう。
初めは渡す方の好意であり、特別の場合に限られていた。しかしながら、現在ではほとんど義務的に近くなっているのが一般の趨勢である。
地動説
地動説[★★]
地球が太陽の周りを回転しているという「地動説」はむかし、間違った説として考えられていた。
[S10403・A23115・048011]
地動説:1543年コペルニクスによって唱えられた宇宙構造説である。太陽は宇宙の中心に静止し、地球は太陽の周りを回転するという説である。
ガリレイの望遠鏡による観測などによって実証的に裏づけられ、さらに、ケプラーが師ブラーエの観測値により楕円軌道説を採用するに及んで、あらゆる反論の根は断ち切られた。
プトレマイオスの天動説に代わって受け入れ、旧来の宇宙観や世界観に大転換を与えたことになった。