精霊(アニミズム)

精霊[★★]

 昔の人びとは、世界は人間以上の大きな力、例えば、神とか、「悪魔」とか、「精霊」とかによって動かされていると信じていた。

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精霊 [★★]

 ひみつ道具である『精霊呼び出し腕輪』を「ゴシ ゴシ ゴシ」とこすると、火の精や雪の精といった希望する精霊が出てくる。

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精霊:動植物その他の事物に宿り、神意の啓示を感じ、精神的活動の鼓吹力となるものである。しばしば祖霊、守護霊、妖怪などとして現れる。

 

タイラーは宗教の起源と本質を「霊的存在への信仰」と規定し、この中に霊魂、死霊、精霊の3つを含めた。しかしこれらの霊的存在は、社会によって明確に区別されるとはかぎらないし、神と精霊との区別がなされていない社会もある。

 

万物の創造主としての精霊は人間の裁判官でもあり、神の観念に似ている。空気の精霊は人に災いを与える。例えば、雷などで死んだ人間の精霊は空に住むと言われている。

 

一般に精霊崇拝は呪術信仰、祖先崇拝、シャーマニズムなどの基礎をなしている。

 

石筍

石筍[★★]

 秋芳洞では、ドラえもんたちは見事な鍾乳石と「石筍」を観察することができた。

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石筍:鍾乳洞の天井から下方に成長した鍾乳石とは反対に、鍾乳洞の天井から滴下する水滴中の炭酸カルシウムが洞床上に沈殿し、上方に向ってしだいに筍状の突起物に成長したものである。つまり、水滴が洞床に落下した際に過剰な二酸化炭素が散逸し、方解石が沈殿することによって成長する。

 

普通、鍾乳石にはその芯に中空の管があるが、石筍にはこれがない。石筍には、円柱状の単純なものや複雑な形をした塊状の巨大なものなどが多くの種類がある。大きい石筍の上方の鍾乳石は一般に小さい場合が多いと言われている。

 

石炭紀

石炭紀[★★]

 ドラえもんが異常に繁殖したゴキブリを、『タイムマシン』で三億年以上前の「石炭紀」に送り込んだ。

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石炭紀:地質年代区分のひとつであり、古生代で5番目に古い紀である。地質時代の古生代中、デボン紀の後であり、二畳紀の前の時代である。石炭紀という名称はヨーロッパの西部と北部の地層に石炭層を含むことから命名されている。

 

いまから約34500万年前から約28000万年前までの期間である。この時代は世界各地で、石灰岩などを含む海成層と石炭を含む陸成層の両方の地層がよく発達した。日本の石炭紀の地層は海成層で、石灰岩が多く、北上山地、中部地方、中国地方などに点在して分布する。

 

海成層にはフズリナ類、サンゴ類、ウミユリ類、腕足類、陸成層には鱗木や大型のシダ植物を主体とする植物化石を多産し、当時大森林が形成されたと見なされている。動物では、爬虫類や昆虫類が出現している。