精神鑑定
精神鑑定[★★★]
ジャイアンとスネ夫は「精神鑑定」の結果、問題ありと診断されて地下牢に閉じこめられることになった。
[L02133・C04127・108212]
精神鑑定:裁判官などが鑑定人である精神医学者に命令ないし、依頼して行われる精神医学的な検査ないし心理学的な検査と、それに基づく判断を精神鑑定と言われている。
精神鑑定が問題になるのは、刑法では責任能力、民法では行為能力、不法行為能力、禁治産、準禁治産、刑事訴訟法では訴訟能力、証言能力などの場合である。
責任能力がまったく失われている場合は責任無能力ないし心神喪失と言う。裁判で責任無能力と判定されると、わが国の場合では刑が軽減される。責任能力があるかないか、あるいは著しく減退しているかどうかは、裁判官などの法律家の決定事項であり、精神鑑定はそのような決定の判断資料を提供するものである。
精神鑑定が必要になるのは通常、精神障害者の場合である。精神障害者の責任能力については、次のようなだいたいの判定基準がある。
① 精神分裂病、そううつ病などの精神病では、それらの診断がつけばただちに責任無能力で、病状の軽重や、症状と犯行と
の関連性を考慮する必要はない。
② 主として知能程度が問題になり、一般に軽度(知能指数69~50)に限定責任能力が、中等度(49~20)には限定責任能力 ないし責任無能力が、重度(19以下)には責任無能力が認められる。
③ アルコール酩酊において、単純酩酊には完全責任能力が、複雑酩酊には限定責任能力が、病的酩酊には責任無能力が認
められる。
④ 性格異常(精神病質)、性欲倒錯、心因反応、神経症にはそれぞれ完全責任能力が認められる。
精神感応
精神感応[★★★]
ドラえもんは、ロップルくんの必死の思いが、なぜか、遠い星空を伝わって、地球の上ののび太に届いた現象を「精神感応」と解釈している。
[L01214・C02020・108009]
精神感応 [★★]
ひみつ道具の『精神感応自動吹き替えビデオ』で撮影すると、陸上人とは全く異なる海底人の会話を録音することができる。さらに、海底人の会話は日本語に吹き替えられ、まるで日本人がしゃべっているように聞き取ることができる。
[L02113・C04107・108211]
精神感応:精神的心霊現象の一種で、念力、透視、予知などとともに、超心理学の研究対象となっている。テレパシー、思念伝達、読心術とも言われている。
人間の精神や思考の内容が、通常の感覚的経路による合理的な通信手段に全く頼らないで、他の人間に察知されることである。