スパルタ(スパルタ教育)

スパルタ [★★★]

 ひみつ道具である『スパルタコーチ』を体に「カチ」と装着すると、そのコーチはのび太を「ザバ」と海に引きずりこみ、もがいてるうちに泳げるようにし、溺れる前に「ザザー」と引き上げ、「ギュッ ピュッ」と水をはかせてくれる。

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スパルタ [★★]

 『スパルタ式苦手克服錠』を飲むと、苦手なものがいっそう怖くなる。つまり、死ぬ思いをしながら苦手なものを強引に克服していくというひみつ道具である。

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スパルタ:ギリシアのペロポネソス半島の南部に、前9-8世紀頃ドーリア人が建設し、アテネと並ぶ古代ギリシアの代表的な都市国家である。古代の正式の名称はラケダイモンといった。

 

 市民は必ずしも平等ではないが、軍務に専念するに十分な土地を分配され、これをへロットに耕作させ、ペリオイコイに商工業をゆだね、幼児からのきびしい教育と共同食事を軸とした戦士共同体を形成し、スパルタ式教育を実践した。

 

スパルタはギリシア第1の陸軍国となり、前6世紀の間にペロポネソス半島ほぼ全域にペロポネソス同盟を形成し、ペルシア戦争でも中心的役割を果たした。

 

ペロポネソス戦争ではアテネをくだし、ギリシアの覇権を握って全盛を誇ったが、貨幣経済の流入と土地制度の変質とから戦士共同体が崩れ、崩壊の道を辿った。

スパルタ教育:満六歳に達した少年は家庭を離れて寄宿生活に入り、以後 満29歳の年を終わるまで、順次年齢別の四つのグループに所属して、勤倹尚武の精神のもとに、厳しい規律や鍛錬を重視する教育を受けた。

 

ポリス国家にとって不可欠な強い戦士の養成が目的とされ、そのために、読み書きの学習は必要最小限にとどめられて厳しい体育訓練が繰り返され、また粗衣粗食の生活が強制され、不足の食糧を補うための盗みさえも訓練のひとつとして行われたと言われている。

 

スミロドン

スミロドン[★★]

 氷河期の終わりに絶滅した「スミロドン」が、岩の上で獲物をねらっている。

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スミロドン:食肉目ネコ科に属する絶滅獣の1属であり、剣歯虎ともサーベル・タイガーとも言われている。アラスカ、北アメリカ南部、南アメリカのブラジルやアルゼンチンの第四期更新世の地層から化石として発見されている。

 

スミドロンは肩高1mで、ライオンぐらいの大きさであり、上顎の犬歯が牙状に長く下方に伸びていて、その前後縁にはのこぎりのようなぎざぎざのきざみがある。下顎の先は、上顎の長い牙を受けるため短縮していた。

 

スミロドンの骨には人為加工の跡のあるものもあり、人類と共存していたことが知られている。獲物としていた大型獣の滅亡と並行して、8000年前ごろに絶滅したと言われている。

 

スライム

スライム[★★★]

 のび太がジャイアンにいじめられて、泣きながら「ヨロ ヨロ」と帰宅すると、ドラえもんはひとりで、玩具の「スライム」で遊んでいた。

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スライム:スライムは鉱石や石炭などの微粒と水を混合して、軟らかい泥状にしたものである。日本では、1978年にツクダオリジナルがアメリカの玩具メーカーマテル社のスライム状の物質である玩具を発売した。

 

同年には、小学生を中心に爆発的ブームを引き起こし、250万個が売れたと報告されている。19785月号の『小学四年生』のマンガにおいて、ドラえもんがスライムで遊んでいるシーンが登場している。