スコール
スコール[★★]
暖かいポリネシアの島をひみつ道具である『空気中継衛星』の針で刺すと、「ザア」と物すごい「スコール」がやってきた。
[S12312・A26107・038112]
スコール:気象状況を表す用語である。局地的な悪天候で、発達した雲に伴い、雷が鳴って強い雨が降ったりする。多くの場合、急激に起こり、風が強い傾向にある。
風速が少なくとも毎秒11m以上となり、それが1分間以上続く場合が、国際的に決められたスコール現象の規準とされている。スコールには対流活動が原因のもののほかに地形的なものもあり、頻繁に発生する地域では固有名詞的な呼び名が付けられている。
激しい雷雨のさいによく観察されるので、一過性の風雨をスコールという場合がある。日本では、熱帯地方の驟雨をスコールと言うことが多い。
スコット
スコット[★★]
スネ夫の家の客間のテーブルの上には、『南極のスコット』という本が置かれていた。
[S09522・A22098・058012]
スコット:イギリスの南極探検家(1868-1912)である。1910年テラ・ネバ号でロス海に入り、1911年11月ロス島の基地を出発し、1912年1月17日に南極点に到着した。帰途、猛吹雪のため遭難し、基地を目前にして3月29日凍死したと記録されている。なお、1910年12月14日にはアムンゼンが南極点に先着していた。
遺体とともに残った探検記録『スコットの最後の探検』(1913)で、スコットは南極探検家の中でもっとも著名な一人となっている。
スズムシ(鈴虫)
スズムシ[★★]
「スズムシ」は、町のおじいさんが虫を幼虫の段階から育てて、毎年広場に放していた秋の虫である。
[S06049・A04065・017309]
鈴虫:バッタ目(直翅類)コオロギ科の昆虫である。体はひらたく、卵形で、体長は約2cmである。鈴虫の体は全体的に暗褐色である。
鈴虫の触角の基半部、肢の基部、前翅は雄では非常に広く、大型の発音器を備えている。後翅は自然に脱落し、触角は糸状で細くて非常に長く、産卵管は細くて長い傾向にある。
代表的な鳴く虫の1種であり、雄は前翅を立てて「リーン、リーン」と美しく鳴く。東京以南の本州、四国、九州や台湾、朝鮮、中国などに広く分布している。
鈴虫という名称はその名のように「リーン・リーン」と鈴を振った時のような美しい声で鳴くことに由来している。
すすめロボケット
ロボケット[★]
ひみつ道具である『ロボケット』とは、出木杉の子どもであるヒデヨが小学生発明コンクールに出品しようとしている、ロケットとロボットのあいの子作品である。
[S16296・A40184・058906]
「ロボケット」は「すすめロボケット」のパロディ版である。
すすめロボケット:初出『幼稚園』(小学館)1962年1月号~1965年3月号(藤子・F・不二雄作)ロケットに変身するロボケットとすすむが、悪と対決していくストーリー。
ロボケットがすすむの一番の親友であると同時に、庇護者であるという設定は、後の『ドラえもん』の原型ともいえる。奇抜な発明、変身、不思議なキャラクターなど、作者の実力を十分に示している(現代漫画博物館による)