集積回路(IC)
集積回路[★★]
ドラえもんの未来では、「極超大規模集積回路」の開発によって、手の平に入る小さな偵察衛星、エコー衛星、気象衛星、カクミサイル発射衛星などが何百万個にもなっている。
[S05528・A17116・067801]
集積回路:integrated circuitを略してICとも呼ばれている。小さな基板上または基板内に多数の回路素子を高密度に集積した超小型の電子回路である。
通常数mm2の基板または半導体片に数十以上の回路素子が形成され、その素子の密度に応じて中規模集積回路、大規模集積回路、さらに超大規模集積回路に分類されている。
トランジスターに次ぐ大きな技術革新をもたらし、現在、ラジオ、テレビ、通信機、計算器などあらゆる電子機器に用いられている。
十二単(唐衣裳)
十二単[★]
ドラえもんが家に帰ると、つるべの古井戸があり、ママがすだれの前で「十二単」を着て、「どーしましょ どーしましょ」と踊っていた。
[S01376・A01076・037007]
十二単:公家女子の正装である。朝廷出仕の女官で部屋を与えられた者の朝服であるため女房装束と言われ、また日常着の袿姿に裳と唐衣を加える服装であるため裳唐衣とも呼ばれたこともある。
十二単は俗称であり、単(ひとえ)の上に数多くの袿(うちき)を重ねて着た袿姿を指していたが、近世になって、それに裳と唐衣を加えた服装を誤って呼んだものと思われている。
奈良時代に、朝廷を中心として導入された唐様式が平安時代に和洋化され、衣服が大形化し、従来の細い袖が広い袖化して、重ね着形式となった。十二単は数多くの衣装の重ね着によって、豊かな量感や色彩の調和や複雑な線などが服装に導入され、日本の服装史上に雅な美しさを加味し、多大な影響を与えることになった。
ジューバ河
ジューバ河[★★]
アフリカの「ジューバ河」流域の写真に、何かおもしろそうなものが写っていないかどうか、ドラえもんとのび太は入念にチェックした。
[L01396・C03012・108109]
ジューバ河:アフリカ北東部を流れる大河である。エチオピア南部の高原に源を発し、南東に流れてソマリアに入り、キスマユの北でインド洋に注ぎ、全長約1500kmにも達している。
1925年まではこの川がイタリア領ソマリランドとイギリス領東アフリカの境界線であった。
重力波
重力波[★★]
天帝陛下の調査隊の乗った帆船は「重力波」の乱れをキャッチし、SLの航路と確信して全速力で追跡を開始した。
[L06355・C16161・109602]
重力波 [★★]
ロケットはすべて「重力波推進」であり、音声入力の全自動操縦のため、子どもでも乗りこなすことができる。
[L06266・C16072・109511]
重力波:波動に似た重力場の運動である。重力波は、質量が加速されたり、消滅したりするとき生成される。重力波は時空を光速で伝播し、その振幅は重力波を発生する物体の加速の度合に比例している。
重力波はまだ直接観測されていない。しかし、連星パルサーの公転周期が次第に短くなっていくのは重力波によるエネルギー喪失によるものと考えられ、重力波が存在する証拠とされている。さらに、巨大質量の天体の重力的崩壊や高密度天体の衝突の際に重力波が放出されると予想されている。
重力場
重力場[★★]
ザンダクロスがどんな向きになっても、「内部の重力場はいつも一定の方向」を維持できるようになっている。
[L03048・C07044・108509]
重力場:ニュートンの万有引力は二つの質点の間に直接働く力と考える遠隔作用説である。もうひとつは途中の空間に存在する場よって媒介されると考える近接作用説である。
近接作用説のほうが、電磁気学や、その他の物理法則と調和させやすいと言われている。