磁鉄鉱
磁鉄鉱[★★]
「帰らずの原」には、地下に「磁鉄鉱」が埋まっているので、「磁石」も全く機能を果たすことができない。
[L02349・C051390・108401]
磁鉄鉱:四三酸化鉄から成る鉱物であり、赤鉄鉱とともに鉄の最も重要な鉱石鉱物である。製鉄の原料鉱石であり、通常は正八面体で、塊状、粒状、層状をなして岩石中に産する。
色は黒色ないし黒褐色であり、不透明であるが、金属光沢を有している。脆弱ではあるが、鉱物の中で最も強い磁性を示している。
安定した鉄の酸化鉱物は磁鉄鉱であり、最も広くしかも多量に存在する酸化鉱物のひとつである。磁鉄鉱は風化に強く、砂鉄鉱床を形成することで有名である。
死神
テケレッツノパー[★★★]
テレビで放映されている『魔女っ子ノブちゃん』はのび太や女の子の大好きな番組であり、ホウキに乗って魔法の呪文「テケレッツノパー」を駆使して悪者をやっつけている。
[S14111・A37006・028206]
死神:初代の三遊亭円朝がグリム童話から翻案した落語である。貧しい男が死神に助けられ、医者として金儲けをするが、やがて自らの生命をなくすという話である。
死神から伝授される呪文は「アジャラカモクレン、テケレッツのパー」というものである。この呪文は死神の話が暗すぎて客受けがあまりよくなかった。そのことを懸念した六代目三遊亭圓生が笑いを取るために付け加えたものであると言われている。
島宇宙
島宇宙[★★]
トカイトカイ星には大きな都市があり、しかも、「島宇宙」の中心となる星であった。
[L01274・C02080・108011]
島宇宙:現在の銀河を指す古い呼び名であり、命名者はドイツの哲学者カントである。カントは1755年に出版した論文で、宇宙には星の集団が点在していると考え、その集団のひとつひとつを大海に浮かぶ小島にたとえて島宇宙と呼んだ。
1924年にハッブルが、アンドロメダ銀河は銀河系と同規模の恒星の大集団であり、このような大集団が宇宙に点在していることを示したので、カントの島宇宙説は科学的根拠を得た。
ただし、それらの恒星の大集団は現在では銀河と呼ばれているので、島宇宙は歴史的用語となっている。
シミュレーター
シミュレーター [★★]
ひみつ道具である『架空水面シミュレーターポンプ』で、「バッコン バッコン ドオ」と水をくみ出し、『架空水体感メガネ』を掛けて見わたすと、海のように水がたまっている架空水面を見ることができる。
メガネを取ると、水が見えなくて濡れもしない。架空海水まきぞえガスを海中で「ゴボ ゴボ」と出すと、このガスに触れた魚は架空水中に住めるようになる。のび太が『金づち用足びれ』を装着していなかったので、架空水中でも危うく「ゴボ ゲベ ガバ」とおぼれそうになってしまった。
[S16388・A41184・069003]
シミュレーター[★★]
ひみつ道具である『ロケット操縦訓練機』は一種の「シミュレーター」である。
[S06325・A13097・047703]
シミュレーター:ある特定の現象について研究や訓練のためにその現象を正確あるいは近似的に表現するように製作された模擬装置である。
橋梁のような大きな桁が複雑に組み合わされている構造物に、外力が加わった際の各部の変形状態を見たい場合がある。例えば、変形のシミュレーションでは、各種のデータをコンピューターに入力し、変形のようすをブラウン管上に描かせるという方法を採択している。
現在では、飛行機や宇宙船などの操縦訓練や試験のため、実験の条件を再現できるようにした手法に積極的に用いられている。