サムライアリ

サムライアリ[★★]

 「サムライアリ」はクロヤマアリのサナギを奪って育て、自分たちの奴隷にするアリである。

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サムライアリ:膜翅目アリ科ヤマアリ亜科に属する昆虫である。働きアリの体長は56mmで、全体に黒色で腹部のみ、やや灰褐色であり、大あごは細く鎌状になっている。

 

初夏の日中に行われる婚姻飛行の後、雌アリはクロヤマアリの巣をさがして侵入し、鋭い大あごでクロヤマアリの女王アリをかみ殺すと言われている。数日後にはクロヤマアリは侵入したサムライアリの女王(雌)アリに仕えるようになり、以後、巣ではサムライアリのみが産みおとされるようになる。

 

サムライアリの働きアリは食物を集め、幼虫を育てるといった労働力を欠いているため、奴隷狩りを行っては労働力を補充する役も担っている。夏の日中にサムライアリの働きアリ数百匹が隊列をつくって繰り出し、クロヤマアリの巣に侵入して幼虫や繭を略奪してもち帰ると言われている。それから生まれるクロヤマアリはサムライアリに労働を奉仕して一生を終える。

 

ザリガニ

ザリガニ[★★]

 のび太はペガサス・「スルメ」・「メンコ」・「コンブ」・「ブタ」・「タマネギ」・「ギョーザ」・「ザリガニ」・ニンジャ・「ヤマイモ」・モモタロウ・ウンコ・コーモリ・「リンゴ」・ゴジラと順次変身した。しかし、どうしてものび太に戻れないと、ゴジラの姿で大粒の涙を出して野比家の玄関前で泣いていた。

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ザリガニ:日本固有の甲殻綱アメリカザリガニ科のエビである。日本には在来種の二ホンザリガニと外来種のアメリカザリガニなど四種が棲息している。

 

日本ザリガニは北海道日高山脈以南、青森県、秋田県、岩手県の渓流に棲息し、分布が限られているため、アメリカからの移入種であるアメリカザリガニほどなじみがないと言われている。

 

アメリカザリガニの体は赤みを帯びた暗緑色であり、殻の表は平滑で、体長は10cm前後である。特に、第一歩脚のハサミが他と比べて極めて大きいのが特徴である。

 

語源的には、移動するとき膝行(いざ)るように歩くことからイザリガニで、その頭音イが脱落したとする説と、逃げる時に後退りしながら逃げるのでもとはシザリガニと言い、その頭音シが脱落したとする二つの説が有力である。

 

サンキャクウオ

サンキャクウオ[★★]

 深海底で、三脚に乗っかっているような魚はひみつ道具である『水上バギー』のコンピューターで、「サンキャクウオ」と判明した。

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サンキャクウオ硬骨魚綱ハダシイワシ科の海水魚の総称である。特にそのなかの一種イトヒキイワシは世界中の深海に広く分布する種である。この魚の胸びれ、腹びれ、尾びれのそれぞれの数条が長く伸びるので、イトヒキイワシの和名がある。

 

腹びれの最外鰭条が著しく長く伸びており、それと尾びれ下葉先端を用いて海底に静止する姿からサンキャクウオとも呼ばれている。海底で三脚のように立つ姿勢をとる生態は、深海潜水調査船で観察されている。

 

体長15cmに達し、体は延長して側扁し、口は大きく、上顎の後端は頬部中央にまで達し、背びれはほぼ中央にある。