幻覚
幻覚[★★★]
ジャイアンはピンクのもやの中で変なやつを見たと言い張った。それに対して、スネ夫は二人とも「ヘト ヘト」に疲れて「幻覚」だと結論付けている。
[L04285・C10091・109001]
幻覚:知覚の異常であって、古くから「対象のない知覚」と定義されている。知覚は感覚器を通じて外部の変化を感受する機能である。しかし、幻覚は、現実に存在していない対象が感覚器を通じて存在しているという感性体験を前提としている。
幻覚は感覚の種類によって次の5種類に分類できる。
(1)幻視…周囲の人には何も見えないのに、見えるという体験である。これは慢性アルコール中毒に多い症状である。
(2)幻聴…他人には何も聞こえないが、人声や音などを感知したという体感幻聴は精神分裂病に多い症状のひとつである。(3)幻臭…変な臭い(大体は大、小便臭、屁など)が鼻について離れない。対人恐怖的な妄想と相乗的なことが多い。
(4)幻味…食事の味が普通でなく、口に何も入っていないのに常に変な味がするという体験である。被害妄想との関係が深い傾向にある。
(5)幻触…現実にはない、人やその他の動物、植物、鉱物に触れているという体験である。幻覚を症状とするものは、精神分裂病、薬物中毒、感染症、老化、脳腫瘍、脳の外傷による脳器質に損傷があったりすると出現する傾向にある
牽牛(彦星、アルタイル)
牽牛[★★★]
七夕様の星はこと座の右かたに見える「おり姫」と、わし座の首の付け根にある「ひこ星」のことである。
[S06466・A17078・067807]
牽牛・織女(けんぎゅうしょくじょ):中国、神話伝説のなかに見える男女一対の神である。牽牛が男の仕事である農耕を、織女が女の仕事である養蚕紡織を象徴していると推定できる。日本名は牽牛がひこ星。織女がおり姫と呼ばれている。
星名は、牽牛がアルタイル、織女がベガと言われている。アルタイルは夏の天の川を挟んでベガと相対し、明るい白色光を放っている。
古来、七夕の星として日本人にはとても親しみ深い星となっている。七夕伝説の概要は次の通りである。
ひこ星とおり姫は天帝のはからいで結婚することができた。二人は仲よくばかりしていて仕事をなまけたため天帝の怒りをかってしまった。二人は分け隔てられて天の川の両岸に降り、1年に1度、七夕の夜に会合するというものであった。会合に際しては織女が鵲のかける橋を渡って天の川を超えるものとされている。
原子力潜水艦
原子力潜水艦 [★★]
ひみつ道具である『原子力潜水艦型ゼンマイ式潜地艦』はおもちゃであるけれども、土の中を潜行することができる。
[S11657・A35141・068307]
原子力潜水艦[★★]
ひみつ道具である『ミサイルつき原子力潜水艦』は、ラジコンであるけれども、乗り込んで操縦することができる。
[S20222・A14172・097609]
原子力潜水艦:原子動力機関、一般には軽水炉を使用し、炉内で発生した熱によって加熱された1次冷却水は熱交換器で2次冷却水を蒸気とし、タービンを回して推進器を駆動する潜水艦である。
従来の潜水艦は、電池の容量制限のため水中における行動力はきわめて劣弱であった。しかし、原子力機関は空気を必要とせず、水中でも大馬力を発生し得るので、高速でも大きな抵抗になる造波抵抗を生じないため、水中で高速発揮が可能となる。また核燃料はほとんど無限の航続力を提供するため、理論的には水中30kmで数万時間の航続時間をもっていると言われている。
原子力潜水艦は水上に何らの目標を暴露することなく、隠密性と大きな航続力を同時に併有することが可能である。この特性を利用して、弾道ミサイルを搭載する原子力潜水艦は非脆弱な戦略ミサイル体系を確立することになった。
そのため、原子力潜水艦はアメリカ、ロシアを初めイギリス、フランスなどで数多く造られ、現在では中国でも開発されてると言われている。