ゲイラカイト

ゲイラカイト[★★]

 のび太はハングライダーがあまりにも小さくて、「ゲイラカイト」に非常によく似ているのでびっくりしている。

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ゲイラカイト凧の概念を打破するような斬新な三角形の「ロガロ翼」を有し、高性能な飛行機能が大評判を呼び、1970年代の日本の正月の空を席巻するような大ブームを巻き起こした。

 

 翼の発明者であったロガロ氏がNASAの前身NACAに勤務していた経験があったため、日本ではNASAの元技術者の発明になる作品であると喧伝された。

 

ケシ(芥子)

ケシ [★★]

 パピ大統領を追い掛けてきたギルモア将軍の一味に対して、スネ夫は「ケシ粒みたいな悪者なんて束になってきてもこわくないや」と息巻いている。

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ケシ(芥子):ケシ科の越年草である。ケシは西アジアや東南ヨーロッパ原産で、日本には中国から伝えられた。観賞用または薬用として栽培されるが、麻薬原料となるため、現在では一般に栽培が禁止されている。語源的には、「芥」はカラシナをさし、「子」は種子の意である。これを呉音で読んだのがケシである。

 

高さは約1mあり、茎は上部でやや分枝し、葉は楕円形で長さ20cmほどになり、縁辺にはふぞろいの鋸歯を有している。葉の色は白緑色である。

 

初夏に、茎の先端に1つずつ大きな花をつけ、花は一日でしぼむ。花色は紅、紫、白、絞りなど種々であり、花弁は4枚である。果実は蒴果で、楕円形または球形をなし、熟すると上部の穴から多数の小さい種子を出す。種子はケシゴマと呼ばれ食用になっている。

 

アヘンは白い花をつけるひとつの品種であり、アヘンケシの未熟な果実に傷をつけて集めた乳液からつくられたものである。成分はアルカロイドのモルヒネで、麻酔剤や鎮痛剤として著しい効果があることで有名である。

 

今でも微細なものをたとえるのに、「芥子粒のような」という表現が用いられるが、これはもともとカラシナの実の粒が小さいことに由来する言い方である。

 

結界

結界[★★★]

 「結界」は、美夜子が魔力を防ぐために設けた防壁である。六角形の星の形で、数人の人たちが避難でき、悪魔にも発見されない場所である。

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結界:サンスクリットナイシパーリ語を漢訳したものと言われている。日本には、中国から仏教とともに渡来した言葉である。

 

 結界は仏教の修行のために一定の区域を囲むことである。したがって、その区域には仏道修行の障害となるものの入ることを許さない世界である。