形状記憶合金

形状記憶 []

 ツチダマの手首はひみつ道具に相当する『形状記憶セラミック』でできている。破壊されても、「分子のひとつひとつが自分のならび方をおぼえている」ので、完全に元の姿に素早く復元する。

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形状記憶合金:高温で成型したのち、室温(あるいは低温)で変形させても、加熱すると変形前の形に戻る性質をもつ合金である。

 

形状記憶合金として、ある種の銅-亜鉛-アルミニウム合金、銅-アルミニウム-ニッケル合金、ニッケル-チタン合金、銀―カドミウム合金などが知られている。

 

主な利用例としては、人間が直接作業することがむずかしい位置にあるチューブやパイプの締め付けや接続、電源の継手、温度制御器などがある。さらに最近では、歯列矯正や生体内クリップなどの医療用にも利用されている。

 

シリコン

シリコン[★★]

 「シリコン」に青いカラーインクを混ぜ、流して固めると鉄道模型の川や池になる。

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シリコン:シリコンは、その分子量によって、低分子量のシリコン油からシリコーングリース、シリコーンゴム、シリコン樹脂(ケイ素樹脂)に分類される。

 

性質は耐熱、耐寒にともに優れ、260度Cから零下90度Cという広い温度範囲で使用できる。さらに、耐水、耐薬品性、電気絶縁性も優れていると言われている。

 

ケイソウ(珪藻)

ケイソウ[★★]

 プランクトンとは、「ケイソウ」とかオキアミとか、海一杯に浮いている小さな生物の総称である。

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ケイソウ:褐色植物門珪藻綱の藻類の総称である。淡水・海水に生じ、原形質が珪酸を主成分とする、上、下2個の堅い細胞壁で包まれている単細胞の藻類である。クロロフィルのほかにカロチノイドを多量に含み、さらに、葉緑素のほかに黄褐色の色素を含んでいるので、黄緑色または金褐色を呈している。

 

植物性プランクトンの主要な構成種であり、殻が死後も残り、多数繁殖した所では珪藻土として産出されている。ダイナマイトの製造には、珪藻土にニトログリセリンを吸収させている。

 

迎賓館

迎賓館[★★]

 テレビでは、日本の少女にリトルシュタイン公国の皇太子である「アドルフ殿下」から、返事が届いたというニュースが流れていた。テレビに出ている「源静香ちゃんが風船につけてとばした手紙」を、迎賓館の庭で、訪日中の殿下が拾ったというものである。前から、風船でとばした手紙を外国の王子様に拾ってもらうのが、しずちゃんの夢であった。

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迎賓館:東京都港区元赤坂二丁目にある外国の国賓や公賓を接待・歓迎する建築物である。1899年からフランスの宮殿建築を模して現在の迎賓館である建物が建設された。

 

耐震を考慮して建築面積の約三割が壁部分になり、構造は鉄骨・レンガ造で、表面は花崗岩が張られている。地下一階、地上二階であり、明治の一流の画家、工芸家が動員され、室内装飾を華やかにしている。

 

設計は片山東熊で、バロック風を基調とし新古典主義を加えて、赤坂離宮は1909年に完成している。第二次世界大戦後の1948年から国会図書館や内閣法制局が使用したが、1967年に迎賓館に改められた。