グリプトドン

グリプトドン(装甲貧歯目)[★★]

ひみつ道具の『宇宙完全大百科』によると、「グリプトドン」は「カメににているが装甲貧歯目とよばれる哺乳類である。始新世に現れ北米南部・南米に分布。完新世に人類に狩りつくされた」絶滅動物である。

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クリプトドン:南アメリカの、第四期更新世の地層から発見された化石の哺乳類である。カメのように内骨格と外骨格が密接し、頭、胴、尾が堅い骨性の被甲におおわれ、なかには体長が大型で、2.5mもあるものも発掘されている。

 

アルマジロ、ナマケモノ、アリクイなどと同じ装甲貧歯目に属している。先祖は、古第三紀に北アメリカに起源し、孤立した南アメリカ大陸で特殊化したのち、南北両アメリカが陸つづきとなった鮮新世に再び北アメリカにも移住したと言われている。

 

グリプトドンに認められる丈の高い杭状の歯はエナメル質を欠いており、象牙質が直接に見られると言われている。

 

語源的には、ギリシア語で象牙を彫刻したという意味のグリュプトスと歯を意味するオドンというふたつの単語からこの名称が由来している。

 

グリム童話(グリム兄弟)

グリム童話[★★★]

 裸で終わり話ばかりであったので、しずちゃんは怒って帰ろうとしていた。ドラえもんが最後に出した作品は「グリム童話」の『星の銀貨』であった。

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グリム童話[★★★]

 のび太の本棚には、『グリム童話』の本や絵本などがかなりたくさん収納されていた。

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グリム童話集:正しい書名は『子どもと家庭とのメルヘン、グリム兄弟によって集められた』であり、民話学ではKMHと略記されている。

 

ヤコブ・グリム(17851863)とウィルヘルム・グリム(17861859)が民間伝承の古い話を集め、1812年に86話の1冊を出し、1815年に70話を第2巻として出した。

 

この初版には民話学的な詳しい注がついていて、一般の読み物には適していなかった。しかし、1819年の増訂再版で、詳細な注は別巻に移された。そのため、急速に、本文はドイツの家庭の読み物になったと言われている。

 

グリム兄弟は、ドイツがナポレオンに征服されていた時代に、ドイツ民族の埋もれた文化財を掘り起こして、国民に示そうという意図をもって古い文学の研究に携わっていた。

 

初めはもっぱら伝承に忠実であろうとするヤコブが主導的であったが、まもなく詩人はだの弟が執筆を引き受けることになった。すると、グリム童話は伝承のままではなく、かなり文学的に濃厚な作品に変化した。そのため童話として愛読され、民族童話の価値を世界的に認めさせる上に絶大の貢献をした評価されている。

 

『ヘンゼルとグレーテル』や『白雪姫』など、素朴で波乱に富む話は代表的な民族童話として、昔も今も世界的に親しまれている。グリム兄弟生前の最後の第7版(1857)は200童話と10聖者物語を収めている。